ロシアとアメリカ、どちらが本当の悪か

どっちもどっちだな・・・。属国になって長い年月が経った分、米に逆らうことは出来ないってとこか・・・(くそ!)。

ロシアとアメリカ、どちらが本当の悪か<変見自在>

 本書は、2014年9月に新潮社から刊行された『プーチンよ、悪は米国に学べ』を改題した文庫版だそうです。

ロシアとアメリカ、どちらが本当の悪か<変見自在> 高山正之著

 大分前からテレビを観なくなり、偏向・洗脳番組から解放されました。
 一方でネット番組が豊富になってそれを見るようになり、様々な真実に触れる機会が増えたように思います。
 アメリカ・ロシアを始め世界の腹黒さもいっそう分かりました。

 変見自在は内容が面白く勉強になるだけでなく、使われている単語も「へー、こんな言葉があったんだ!」
というのがあって、その点でも参考になります。
 例えば「P屋」「三業地」などは知らなかった・・・。

 高山正之さんの「ロシアとアメリカ、どちらが本当の悪か<変見自在>」を紹介するために、以下に目次や目を留めた項目をコピペさせていただきます。
 興味が湧いて、他も読んでみたいと思ったら、是非本書を手にしていただければと思います。



目次


 はじめに ―― 平気でウソを書く新聞に騙されるな ―― 3

 第一章 世間は今日もウソばかり
 「水に落ちた犬を叩く」ルーツは米国だった 19 / ウソつきは大新聞だけとは限らない  23 / 鬼畜“米英”戦争をしたがる理由  27 / シリア紛争で喜ぶのは中東のダメ男  31 / 日本の祝日は米国の「悪意」に利用されている  35 / だから朝日の記事は事実から捻じ曲がる  39 / 日本夕力りを始めたベトナムの厚顔無恥  43 / 「風俗利用」で米軍がカチンときた真相  47 / 長寿の秘けつは「泳ぐ」こと  51 / 「731部隊」は米国のデッチ上げ  55

 第二章 米国人はどこまで下劣か
権力者が絶対に手を出してはいけないモノ  61 / 米兵御用達「国別女性対処法」  65 / こんな輩と共棲できるか!  69 / 韓国反日ヒステリーのもとは妄想  73 / 福島原発事故で一番ワルいのは米国  77 / 「イラン」と「支那」が物凄く似ている理由  81 / 第三の矢は地下にあり  85 / 米国の弁護士には「正義」も「公正」もない  89 / ウソ記事は何十年も生き続ける  93 / 日本列島を逆さまに見ると面白い  97

 第三章 新聞では正しいことを学べない
マッカーサー映画は真っ赤なウソだらけ  103 / 新聞が民主主義より大切にするもの   107 / 子どもをエサに放射能恐怖を煽るのは止めろ  111 / サザンが教えてくれる、大事な現代史  115 / 絶滅危惧種の米国人はこんな人  119 / 海外へ行ったら必ず現地ガイドを雇うべし  123 / 日本は支那人犯罪者のパラダイスになる  127 / キュリー夫人が開発した暗殺道具  131 / 米国の「名門新聞」といってもこの程度  135 / みのもんたと朝日新聞の意外な接点  139

 第四章 米国が支那に近づくワケ
米紙の日本叩きには必ずウラがある  145 / 環境適応力は日本人が一番  149 / 米国に留学するとトンでもない馬鹿になる  153 / タイ・クーデター騒乱の元凶も、あの国  157 / 世界でもっとも粗雑で幼稚な言語は?  161 / 「伝統の英国王室」も一皮めくれば……  165 / 新潟県知事のパフォーマンス  169 / 米国が名指す「軍事政権」はどれもいい国  173 / 西ノ島新島出現を歴史的に考えると  177

 第五章 日本人は世界一
放射線危険値の根拠がハエの実験とは  183 / 日本映画をダメにした本当の「敵」  187 / ロシアとアメリカ、どちらが本当の悪か  191 / ポーランドはやはり天才の国  195 / 朝日よ、「弾一発」でここまで読ませてみろ  199 / 反捕鯨、本当の意味  203 / 空を制した日本人の誇り  207 / 戦争で飛び交った「ウソ」は「歴史」として定着する  211 / 白人が抱く黄色人種コンプレックスとは  215 / ノーベル平和賞なんて簡単に獲れる  219

 解説 屋山太郎


はじめに  ――平気でウソを書く新聞に騙されるな――

 日清戦争は明治27年7月に始まった。日本軍はソウルの南に上陸して支那軍を蹴散らし、9月にはもう平壌に追っていた。
 日本軍にとって久しぶりの外敵との戦いになるが、相手の支那人は強くはないものの、その残虐さは日本軍を十分に驚かせた。
 彼らは「捕虜」の意味を知らない。捕えれば鼻を削ぎ、耳を削ぎ、目をくり抜き、男性器を切り取って喉に詰めて殺し、なお四肢をバラバラに切り落としてそれを道筋の軒先にぶら下げた。
 山縣有朋は「敵国は古きより極めて残忍の性を有す。生擒(生け捕り)に遭わば必ず残虐にして死に勝る苦痛を受け、ついには野蛮惨毒の所為をもって殺害せらるる」から潔く自決せよとの訓示を上陸早々に出している。
 錦州(きんしゅう)城下では日本軍にやられた支那兵に原住民が群がり、瀕死の彼らを殺して身ぐるみ剥ぐ姿が目撃されている。
 冬を前に日本軍は難攻不落と言われる旅順要塞を攻め、1日でここを落としてしまう。眼下の旅順の街は戦火を避けてほとんどの市民は避難したあとで、そこに逃げ込んだ残敵の掃討もすぐ終わった。
 しかしその2週間後、ニューヨーク・ワールド紙にジェームズ・クリルマン記者の「日本軍大虐殺報道」が載る。日本軍は女子供を追い、強姦し、殺した。「水辺を逃げる子供たちを追って兵士は容赦なく銃弾を叩きこんで切り刻んだ」
 今に「旅順6万人大虐殺」と伝えられる噂の素がこれだ。日本政府はあらぬ誹謗に驚く。ワールド紙はピューリッツァーの経営で、いわゆるイエローペーパーの一つだった。過去にもUFOに連れ去られ、宇宙人に強姦されたとかのエログロを専門とした新聞だが、それにしてもその描写。空想で書いたとは思えぬ真に迫った凄さがあった。
 この誹謗は幸いベルギー駐日公使アルベール・ダネタンがフランスの観戦武官らを取材し、日本軍の無実を立証してくれた。クリルマンの創作した嘘と分かったが、ではあの迫真の描写は何がヒントだったか。
 ハワード・ジンの『若者のための米国史』に日清戦争と同じころまで続いた米国のインディアン戦争の虐殺の形が載っていて、調べてみたらコロラド州サンドクリークであったシャイアン族の虐殺場面がそっくり同じだった。
 報告者はシャイアン混血のロバート・ベントで、夜明け方、男の戦士が出払った集落を800人の騎兵隊が襲うところから始まる。騎兵隊は丸腰の女を撃ち殺してその頭皮を剥いだ。別の女が子供を連れて逃げる。「水辺に逃げた母は土手の砂を掘って我が子を隠そうとしたが、背中から撃たれた。母が持たせた白旗を振る6歳の女の子も容赦なく撃ち殺された。妊婦は腹を割かれ、傍に引きずり出された胎児が捨てられていた」
 クリルマンの記事と同じ描写だ。日本軍は支那軍の残虐な仕打ちに報復もしなかった。投降する者に危害も加えない。それが気に食わなかったのだろう。非白人で非キリスト教徒の野蛮な日本人はこう振る舞えと書いたつもりだったが、それで思いつく残虐さは自分たち白人種がやってきたものだったところが笑える。
 同じ嘘でも、「僕は浮気していない」といった単純な嘘と違う、嘘を承知で書いている。日本人には真似できない嘘だと思っていたら、世の中は変わった。オレは社会派だと気張る「美味しんぼ」の作者、雁屋哲が反原発に乗って福島で主人公に鼻血を出させていた。
 中原ひとみが主演した原爆映画「純愛物語」を真似ただけの幼稚さだが、それが問題になったときのビッグコミックスピリッツ編集部のコメントがひどい。「低放射線の影響や行政や報道の在り方について議論を深める一助になればと思う作者の意思を尊重し」(朝日新聞)てのことだと。
 嘘と知ってついた嘘だ。そんな嘘をベースにしてどう議論を深めるのか。そういう猥雑な嘘を排除して初めて本当の原発論議が始まる。この作者も編集者も嘘を息のように吐く支那人と変わらない。
 先日、沖縄返還に絡む日米密約問題で、最高裁は原告の元毎日記者西山大吉の訴えを棄却した。40年かかった密約事件もやっとけりがついたが、この事件報道もおかしかった。
 西山は密約を入手するために外務省事務官の女性に言い寄り、情交を交わした。三日にあげず寝た。そんなに記者は暇かと言われそうだが、それはいい。ただ折角、女からネタを取りながら、彼はそれを記事にしなかった。
 半年後、彼はそれを社会党の横路孝弘と楢崎弥之助に持ち込んだ。楢崎は解同の中央委員を務める男だ。そして国会議場で横路が得意げに密約を示す場面に続く。西山のこの振る舞いには「密約で倒閣に持ち込む」意図を普通は感じるだろう。彼は記者の仮面を被った社会党活動家でしかなかった。
 そんな薄汚い事件の幕引きとなる最高裁判断に新聞各紙は何と書いたか。当の毎日新聞は「日米の密約を報じた西山氏」と、朝日新聞も「西山さんは初めて密約の存在を暴いた」と書いている。
 西山が新聞で「報じ」るか「暴く」かしていればこの事件はなかった。報じないで政局にしようとしたからこんな騒ぎになった。
 朝日新聞で言えば南京大虐殺の嘘を創った一人で支那軍に武器調達をしていたシーメンス社のジョン・ラーベを「普通の会社員」と書いた。「憲法9条にノーベル平和賞を」と言い出した社会党系活動家のおばさんも朝日は「普通の主婦」と書いた。
 支那や米国だけじゃあない。新聞も実は嘘を承知で騙しの嘘をちりばめている。
 本書がそういう陰険な嘘をどう見抜くかの助けになれば、と思う。

  2014年 夏    高山正之


「風俗利用」で米軍がカチンときた真相 P47

 カナンの地に向うユダヤの兵は途中、ミディアン人を打ち負かして「総ての男を殺して家畜と家財を奪い、街を焼き払った」
 凱旋した兵士にモーゼは怒って「なぜ女子どもを生かしたまま残したのか。男は幼な子でも殺せ。男を知っている女も殺せ。ただ処女はお前たちの慰みに残していい」(民数記)
 戦争とは殺戮と略奪と強姦だとモーゼは言う。
 古田博司『「紙の本」はかく語りき』にはロシア・リャザンを落としたモンゴル軍が「大寺院に押し入って大公妃や公妃を斬り殺し、主教と司祭を火灸りにし、あまたの住民も斬り殺して街を焼き払った」 「彼らが通った後にはやがてモンゴル顔が続々と生まれた」「レーニンもその末裔の一人だ」とある。
 さきの大戦でベルリンに入ったソ連軍は「13万人を強姦し、その20%が妊娠し、うち90%は堕胎したが残り10%は出産した」『H・ザンダー「1945年ベルリン解放の真実』)
 ベトナム戦争に加わった韓国軍はソンミ村も真っ青の住民殺戮をやった。「犠牲者は30万人を超す」と米議会記録に残る。
 強姦はもっと凄まじい。彼らは女を攫っては犯した。その結果「吊り目のライタイハン(韓国人混血児)が3万5000人も産まれた」と。
 先の戦争で朝鮮半島からの引き揚げ途中に犯された女性の調査(上坪隆『水子の譜』)では強姦犯の過半は朝鮮人で、悪逆ソ連兵の3倍以上だった。
 ヨーコ・カワシマ・ワトキンズはその目撃談を『竹林はるか遠く(So Far from the Bamboo Grove)』に残した。そこでは朝鮮人による強姦ともっと酷い略奪と殺戮が描かれている。ベトナム戦争での朝鮮人の振る舞いを思えば、いかに多くの日本人が半島で非業の最期を遂げたか、想像に難くない。
 戦後、日本に入った米兵も例外ではなかった。というか、彼らの姿は朝鮮人とそっくり同じだった。
 日本側は米軍上陸を前に三業地の女性に頼んで慰安所を用意した。
 しかし厚木に米部隊が入った夜、最初の強姦事件が起き、10日目には「米兵が中野のアパートに押し入り、制止する家族を殴り倒し、押入れに隠れた女を襲った」(東京新聞)とか1日で46件の強姦が起きた。
 被害は全国に広がる。小倉市では夕食中の家庭に米兵3人が押し入り、主人と息子を半殺しにしたうえで主婦を強姦した。
 この種の犯罪は講和条約発効まで続き、妻や娘を守ろうとして2536人(調達庁調べ)の日本人が殺された。
 米兵は戦争に勝ったのだからモーゼの言う通り、略奪と強姦を当然の権利と思っているフシがある。現にイラク戦争でバグダッドを落とした米兵や米報道記者が国立博物館を荒らして展示品を盗み、うち幾つかは米国の空港で没収された。
 彼らは聖書公認の行為なのにと恥じる様子もなかった。
 世界中の国々が認める略奪と強姦。それを認めない国がある。日本だ。
 日本人は戦に美学を持っていた。だから戦場での略奪も強姦も残酷な行為も許さなかった。
 山縣有朋は日清戦争で残忍を極める支那兵への報復さえ訓示で戒めた。
 フィリピン上陸に当たって山下奉文(ともゆき)は略奪強姦放火を軍命令として禁じた。
 支那戦線も同じ。激しい戦闘で兵士のアドレナリンが極限まで高まっても、米兵のように強姦することは許されなかった。
 だから「P屋」が女郎を連れて軍の後を追った。朝日新聞の植村隆と中大の吉見義明が「慰安婦は軍が徴発した女子挺身隊だ」と言ったが、それは嘘だ。
  慰安婦は日本軍が「強姦しない軍隊」ゆえに生まれた独特の存在だった。
 それを「性の奴隷」とヒラリー・クリントンは言い替えた。彼女は米国が強姦と奴隷と略奪でできたことを知っている。だから日本人のモラルを妬んで、こういう言い方をした。
 橋下徹が「慰安婦は各国にもある」と言った。それは誤解で、各国はモーゼの昔からみな強姦で済ませてきた。戦場でカネを払う発想は今にいたるまで持っていない。
 橋下はまた米軍に強姦より風俗を利用せよと言った。
 米政府は侮辱だと怒った。強姦もできない軟弱者と言われたと思ったからだ。
     (2013年5月30日号)

 


こんな輩と共棲できるか! P69

 イスラエルの建国は1948年、国連本部が仮住まいしていた米国・レイクサクセスで決まった。
  最初は建国絶対不可のムードだったが、トルーマンがユダヤ系企業からの選挙資金を期待し、欧州諸国も「ユダヤ人が自分の国から出て行ってくれるなら」と賛成に回り、ぎりぎりで承認された。世に「レイクサクセスの奇跡」と呼ばれる大逆転劇だった。
 ディアスポラから2000年、世界に散ったユダヤ人がかくて陸続と神の約束の地カナンに帰ってきた。
 初代首相ベングリオンは感涙にむせんで同胞を迎え、そして唖然とした。
 彼らはユダヤの掟を破り、酒をあおり、豚肉を食っていた。パンツを脱がしてみないと分からないけれど、ユダヤ人の証、割礼もしてないかもしれなかった。
 神の約束の地に帰る日を信じ、ユダヤの民は祈りを忘れなかった。そう言ってカナンの地に祖国を再建したいと国連に訴えてきた。
 それなのに彼らは神の戒律すら忘れていた。世間様に言い訳もできない。
 で、首相は考えた。世間向けに骨の髄まで敬虔なユダヤ教徒を誂えよう。そして彼らに嘆きの壁の前で朝から晩まで祈らせよう。
 ただとは言わない。彼らの生活費は国が出そう、彼らの兵役も免除しよう。
 建国してすぐ第一次中東戦争だ。以来、大きな戦争は6回もあって、今も内外でテロは続く。人々は3年の兵役に加えて40歳まで毎年1か月の兵役がある。
 その意味で魅力的な条件だったから、たちまち2000人が集まった。彼らは神の教えトーラを唱え、豚やエビ、鰻は我慢した。
 牛肉はOKだが、血の滴るステーキは許されない。まず血を抜いて塩をまぶし3度も水洗いする。いわゆるコンビーフ。世にいうコーシャミールのひとつだ。
 身だしなみも決まっている。黒い帽子に黒の上下のスーツに黒のチョッキ。髭と髪は切ってはならない。
 子どもは宗教学校イェシバに通わせる。授業もコーシャでヘブル語とトーラと旧約聖書だけ。英語はなし。科学も天地創造に矛盾するからなし。
 携帯電話も出会い系にはつながらないコーシャタイプだけが許されている。
 かくて「ハレディム」と呼ばれる黒ずくめの人々が嘆きの壁の前に佇み、何でもコーシャで暮らし、「ユダヤ人が神の地に戻って当然」と世界を納得させた。
 普通のユダヤ人もおかげで普通に暮らせた。少し前に元国防相のモシェ・アレンスと食事をしたとき、ワインの肴は生ハムとシュリンプ・カクテルだった。
 ただハレディムは2000人のままではなかった。妻を娶り、生活保護だから子どもは気兼ねなく生み、気がついたとき、彼らはイスラエルの人口の20パーセント、150万人にも達していた。
 「普通のユダヤ人は兵役を務め、高い税金を払い、子どもは1人で我慢してきたのに」とハアレツ紙の女性記者が愚痴をこぼしていた。
 イスラエル政府はこの春ハレディムの兵役免除を撤廃する方針を打ち出した。
 議会も「社会保障費を大幅削減しハレディムに就職を斡旋する法案を出すことになった」(ヘラルド・トリビューン紙)という。
 建国期のいわば鬼っこだったハレディム優遇策がやっと消滅するが、日本にも似たような不合理が戦後ずっと生き残っている。在日の生活保護だ。
 在日は強制連行された者の子孫、と姜尚中らが言い立ててきた。だから生活保護は当たり前だと。
 それは嘘で、いわゆる徴用はみな帰国した。今の在日は勝手に居ついた者か孫正義の父のように戦後になって紛れ込んだ者ばかりだ。
 彼らは生活保護を出せと長田区役所を襲い、日本人並みに増額しろと宇部の役場もメチャクチャに壊した。なんでも暴力で押し通した。
 朝鮮学校が高校無償化の枠から外されると差別だと騒ぐ。日本人でもないのに日本人と平等が当たり前という神経が笑える。
 ハレディムにはまだ国を愛する気持ちがある。
 しかし在日にそれはない。彼らは「日本人が不愉快だ」と靖国神社内苑の池に立ち小便した。
 日本人はだれも彼らと共棲など望んでいない。
     (2013年7月4日号)


日本は支那人犯罪者のパラダイスになる P127

 王亮の父は吉林省の土木会社の社長で、支那では裕福な家庭の育ちだった。
 おかげで20歳のとき、福岡の語学学校に留学できた。そこで知り合った魏巍も河南省の資産家の息子だった。
 二人は私大生の楊寧を誘ってまず自分の通う語学学校に盗みに入り、次にファーストフード店を襲って大金を奪った。まるで日本人学生がスタバに行くような気軽さで犯行を重ねた。
 彼らはその気軽さで強盗殺人をやることにした。狙った家は4人家族。殺した後はダンベルを重りにして海に捨てる計画だった。
 夜、押し込むと、母親は入浴中で、11歳の長男と8歳の長女はもう寝ていた。
 手分けして一人が長男の首の骨を折って殺した。長女は殴って気絶させた。
 母は浴室で襲われた。強姦した後、ナイフで切り刻んで浴槽に沈めた。
 帰ってきた父は鉄パイプで殴り倒され、目の前で長女をいたぶり殺されるのを見せつけられたあと、首をくくられて殺された。
 これが10年前の福岡一家4人殺しのあらましだ。
 犯行後、楊と王は支那に逃げ帰ったが、間もなく逮捕され、楊はすでに死刑を執行された。魏も日本で死刑判決を受けている。
 彼らは支那ではまともな家庭に育ったまともな若者だと、余りまともではない朝日新聞が報じている。
 それが日本人にはここまで残忍に振る舞う。
 彼らだけではない。つい先日、大阪府の鉄工所で支那人出稼ぎ人がクビになった腹いせに短銃で上司を射殺した。銃は来日時から護身用に持っていた。護身とはよく言う。
 この春には広島のカキ養殖会社で30歳の支那人実習生がナイフで社長ら2人を刺殺、ほかに6人に重軽傷を負わせた。
 少し前には支那留学生の面倒を見て「留学生の父」と呼ばれた大分の老人がその留学生に殺され、老妻も重傷を負う事件があった。
 そこまで日本人に残忍になれる理由に、江沢民が90年代から始めた反日教育を挙げる向きもある。
 江沢民は言う。日本軍は南京で30万人を6週間かけてせっせと殺し、満州では悪魔の人体実験をやり、黄河を決壊させた、と。
 学校で日本人は残忍と吹き込まれ、家に帰ればテレビが同工の映像を流す。支那人が「憎き日本人め」となるのは当たり前だと。
 それを裏付けるような数字も出ている。福岡の事件のあと、胡錦濤の娘婿主宰の「新浪網(shina.com)」で戦争に関する意識調査があった。
 「許可があれば捕虜でも女子供でも殺すか」の問いには68パーセントがイエスと答えている。命令でなく許可というところが凄い。殺したくてうずうずしている国民性がよく出ている。
 日本人についての設問もあって28.4パーセントが「日本人なら直ちに殺す」と答えている。
 支那人の4人に1人はいつも日本人を殺そうと思っているということだ。反日教育の確かな実りといえる。
 ただ90年代に八王子のスーパー「ナンペイ」でアルバイトの女子高校生とパート女性の計3人が射殺された事件を忘れてはならない。
 犯人はパート女性に高校生2人を背中合わせに縛らせ、ガムテープで口も塞がせてから彼女に金庫を開けろと命じる。番号も知らない彼女は狼狽える。
 犯人は女子高生2人を射殺して脅すが、開けられないことに変わりない。最後は彼女の頭を撃って逃げた。
 思慮のない、残忍なだけの犯人はやはり支那人だった。その片割れが近くカナダから移送されてくる。
 この犯行はまだ反日教育が徹底していない時期に起きた。つまり彼らが残忍なのは教育の成果というより、支那人固有の民族特性と見た方がいい。
 そして今、反日教育は十分に爛熟して民族特性を刺激しまくる。日本人を虐殺した通州事件がいつ再現されてもおかしくない。
 支那をずっといい国だと書いてきた朝日新聞が先日、元経産省北東アジア課長に「中国在留邦人は家族にオープンチケットを持たせろ。でも日航、全日空はダメ。反日デモがあっても飛べる外国航空のチケットを持たせろ」と非常事態を語らせた。やっと真実を伝えたが、さて間に合うか。
     (2013年11月21日号)
  


新潟県知事のパフォーマンス P169

 沖縄の仲井真弘多(ひろかず)は日本人としてはともかく、県民にはいい知事になる。
 だいたい沖縄は全県で人ロ140万。そこらの政令都市ほどもない。観光と基地の家賃収入のほかにはまともな産業もない。
 これから金持ち県になる当てもないし、県民は大方やる気もない。
 では楽に食っていくにはどうするか。仲井真はこの際、沖縄県まるごと生活保護にしてしまえと思った。
 幸いというか、沖縄タイムス辺りが「在日米軍基地の74パーセントを押し付けられている」「危ないオスプレイが飛びまわる」「日本の捨石にされた」とか騒いできた。
 沖縄だけが基地を背負うというのは大嘘だ。神奈川は座間に厚木、横須賀、池子と14か所も施設を抱えながら、他人の世話にならずに暮らしている。
 それは知らぬふりして、仲井真は沖縄タイムスに乗っかって、普天間出て行け、辺野古もだめだとごねた。
 もしかしたら支那が戦争を仕掛けてくるかもしれない時期、足許でごちゃごちゃされたら国の安全保障上も放っておけない。
 で、安倍政権は振興費名目で3000億円、半分は使途も問わない掴み金を8年先まで出すと言った。
 ごね得とはこうやるものという見本になるか。おかげで沖縄は使い切れない真水がじゃぶじゃぶ。普天間の住民も基地が消えて失業はするけれど、豊かな生活保護は確約された。
 仲井真はとてもいい知事になれた。
 もう一人、騒いで目立った知事がいる。新潟の泉田裕彦だ。
 この人のことは「東電社長が柏崎原発再稼働計画を伝えにいった」(2013年7月)記事で知った。
 知事は怒っていた。怒る理由が振るっていて、東電が再稼働申請を彼に伺いを立てる前に公表した。それが許せないという。
 で、知事は「東電は約束を破る会社ですか」「安全よりカネが大事ですか」と詰り、挙句「話が噛み合わない。どうぞお引き取り下さい」と追い返した。
 周りは反原発の朝日新聞以下が耳を欹てる。反論を控える東電社長にふんぞり返って罵詈雑言を浴びせる。安全よりカネが大事かなんて支那人じゃあるまいし。こんな下品な口利きをする人がいるのに随分驚いた。
 彼は通産省出身だ。エリートでもなくあちこち出向させられ、最後はあの「みんなで公金使い込み」最中の岐阜県庁にいき、使い込みしながら、その弁済もしていない。
 いまだにそれで後ろ指をさされているのに、なぜか新潟県知事選に受かって、もう3期目を務めている。
 こんな人物でも許す寛容は県民性なのだろう。ただ彼には傍目にも厄災が付いて回っているように見える。実際、岐阜県庁も彼が来て長年の悪事が露見し、新潟では初登庁を前に中越地震が、2期目を前に中越沖地震が起きている。
 厄災はほかにもある。信濃川沿いの広大な小学校跡地を支那が総領事館用地に買いたいと言い出した。
 館員17人なのになぜこんな広さが必要なのかと支那の下心を日本人は不安がった。が、知事は心が大きいのか、心配もしなかった。
 結局、世論が支那への売却を阻み、総領事館は市内のビルに納まったが、泉田はその開所祝いに駆けつけて祝辞を述べたことを嬉しそうにメルマガに書いていた。
 支那は日本の水源地をも買い漁る。各県が規制を敷く中で、彼はなにもしなかった。
 でもたまには動く。長岡市が震災被災地の瓦礫処分を引き受けた。日本人なら当たり前の行動に彼は「放射能は危ない」と猛反対を叫び、潰しに走り回った。
 仲井真の行動は県民のためだ。しかし泉田の動きは県民より、「自分が大向こう受けするか」がまずある。東電の再稼働反対も東電社長苛めもそうやれば朝日新聞やテレビが喜んでくれるから。
 最近は原子炉のベントを「放射能を放出する」と因縁つけて受けを狙った。
 ベントはGE社製にはついていなかった。日本がつけて福島の事故を最小に抑えた。そんな基礎知識もないくせに日本のエネルギー問題にちゃちゃを入れる。
 そういう東京も生活保護にたかる舛添が福祉を語って知事になった。嗚呼。
     (2014年2月20日号)
  


ノーベル平和賞なんて簡単に獲れる P219

 昭和の御代はまた民間機の春でもあった。
 昭和4年以降、本土から京城、北京、新京などへの空路が開かれ、同6年には蒲田と下田を結ぶ民間機に世界で初めてお嬢様スチュワーデスが乗った。
 英国も自分の植民地伝いにバンコク、香港まで乗り入れてきた。
 米国も西海岸からハワイ、グアム、マニラ、香港と太平洋横断のチャイナ・クリッパーを就航させた。
 しかし今もそうであるように白人国家は常に日本をお味噌にしてきた。
 日本機は台北まで飛んでも、その先の香港も仏印ハノイ、サイゴンも蘭領東インドも日本機の乗り入れを拒否した。
 理由はわかりやすい。
 例えば日本の97式飛行艇は米のマーチンM130より大きくて立派だった。
 植民地では神の如く振る舞う白人さまの飛行機より日本の方がいいのを飛ばしている、では彼らの威光も薄れてしまうからだ。
 それでも日本から世界に航空路がつながらないのは何かと不便だ。どこか乗り継ぎ地はないかと探し、昭和11年に中立国ポルトガルの持つ東ティモールのディリヘの試験飛行を始めた。ここにはオランダ機もカンタス航空も飛んできていた。
 経験を積んで昭和16年11月、大日本航空は横浜-ディリ間6000キロの定期運航を始めた。日本からハワイヘの距離に匹敵した。
 お味噌・日本は自力で国際航空界にデビューを飾ったわけだが、第2便は翌12月9日、つまり真珠湾の翌日に到着予定だった。
 その日、豪州軍1500人が真珠湾攻撃の報復と称してディリに上陸、大日航社員ら22人を捕え、航空機材などを破壊した。
 ポルトガルは中立国だから豪軍の勝手な上陸行為は明らかな国際法違反だが、なに、世の中は白人が法律だった。
 日本側は馬鹿正直というか、国際法規にのっとり、ポルトガル政府に邦人救出の軍事行動の承認を要請。それを得て、昭和17年2月、ディリに上陸した。
 卑怯な豪軍は蜘蛛の子を散らすように逃げ、邦人は無事保護された。
 日本軍はついでに地続きの西ティモールも制圧してオランダ人を追い、そちらの現地民は白人支配から解放された。
 東ティモールには3種類の人間がいた。現地民が46万人。ポルトガル人が510人。それに彼らが現地民の女に産ませた混血児が3000人ほど。
 彼ら混血児は父の名と容貌をもらい、銃を持って、父である白人を現地民たちの攻撃から守ってきた。
 その現地民は西ティモールでの出来事を見ていた。我々も白人支配を脱して自由になりたい。彼らはポルトガル人とその手先の混血児を見つけては暴行した。ポルトガル海軍兵舎も襲われ、多数の死傷者も出た。
 青くなったポルトガル人から保護を求められた日本軍は現地民を縛ってきた塩税などを廃止させて現地民を宥めた。
 戦後、日本軍が去って旧体制が復活したのも束の問、ポルトガルが財政事情ゆえに島を去って行き、捨てられた島は西ティモールと同じにインドネシアに併合された。
 白人が消え、大多数の現地民と少数の混血児の睨み合いが始まったとき、島の沖に海底油田が見つかった。
 豪州の白人が再び登場し、混血児と組んで「島民はインドネシアの圧政から独立を望んでいる」と嘘を並べた。
 大多数の現地民が何をバカなとそっぽを向く中、混血児の1人ラモス・ホルタにノーベル平和賞が出され、東ティモールは晴れて独立してしまった。今、海底油田の儲けは混血児と詐欺の片割れ豪州とで山分けしている。
 「ノーベル平和賞は常に白人の都合を優先する」と言われる。この一件はそれを象徴しているが、日本も決して他人事ではない。
 その昔、佐藤栄作が非核三原則を口走った。日本の再興を恐れる白人国家は急いでノーベル平和賞を彼に与えた。言質(げんち)は取った。日本の核武装は封じたと。
 普通の主婦を装う女活動家が「憲法9条にノーベル平和賞を」と言ったら、平和賞選考委が飛びついてもう受理していた。
 きっと受賞する。日本封じ込めにこんな安い手法があったと喜んで。
      (2014年5月29日号)

  


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