トランプ、ウソつかない<変見自在>

高山正之さんが「週刊新潮」に執筆しているコラム「変見自在」をまとめたものです。面白いし、歴史の勉強にもなります。

変見自在 トランプ、ウソつかない(高山正之)

高山正之さんの「変見自在シリーズ」は高山さんが「週刊新潮」に執筆しているコラム「変見自在」をまとめたものだそうです。

変見自在を知ったきっかけはDHCテレビの「変見の作りかた 」という番組です。
著者自身が変見自在を朗読し、さらに解説をしてくれるというもおのでとても面白かった。

変見自在シリーズでは他に『スーチー女史は善人か』  『偉人リンカーンは奴隷好き』 『プーチンよ、悪は米国に学べ』 『習近平よ、「反日」は朝日を見倣え』 『朝日は今日も腹黒い』『マッカーサーは慰安婦がお好き』 などが出ているそうです。

「大統領が平気でウソをつく韓国の国民性を検証する」では「日本は大使一時帰国を機に今度こそ果たせなかった絶縁を考えたい。」と結んでいます。
この時は、韓国南部・釜山の日本総領事館前に日本軍「慰安婦」問題を象徴する少女像が設置されたことへの日本政府の対応として、駐韓大使を一時帰国(召還)させたのでした。
そして今(2019年1月)、「戦時中の朝鮮半島出身労働者の判決問題」、「韓国軍駆逐艦の火器管制レーダー照射問題」です。
改めて、「今度こそ果たせなかった絶縁を考え」るべきだと思う。

高山正之さんのの「トランプ、ウソつかない」 を紹介するために、以下に目次や目を留めた項目をコピペさせていただきます。
興味が湧いて、他も読んでみたいと思ったら、本書を手にしていただければと思います。

トランプ、ウソつかない

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変見自在 トランプ、ウソつかない [ 高山 正之 ]
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目次

はじめに

第一章
 朝日の断末魔の叫びが聞こえる   
 部数は減っても、増え続けている「朝日のウソ」   
 米国人特派員と聞いたら、まず疑ってかかれ
 「奴隷」を「労働者」と教える米国の社会科教科書   
 「文化人」を気取るヤツほど程度は低い   
 「最強」ではなく「国辱」の捜査機関、東京地検特捜部   
 朝日に載る”白人の偉いセンセイ”はインチキぽかり   
 今、「日英同盟」を真剣に考えてみると   
 何も学べない「米国留学」を有難がるのは時代遅れ   
 コメの旨い食べ方を米国務省の役人に教えてみたら   
 麻薬密売人2000人殺した比政権は米国よりマシ

第二章
 世界が認める日本人の凄さ   
 もんじゅ廃炉は日本の頭脳潰しになる   
 米国人の悪趣味で作った憲法に日本の新聞記者が反応しない理由   
 白人が日本人に抱く、コンプレックスの正体   
 プミポン国王が理解していた日本人の心   
 男にも必要な子宮頚がんワクチンの効能   
 「大麻は悪いもの」と決めつけたマッカーサーの本当の狙い   
 朝日に皇室を報じる資格はない   
 ノーベル平和賞候補になった「女を修理する男」   
 アカが書き、ヤクザが売って、バカが読む朝日   
 ヒラリーがトランプに勝てなかった意外な真相

第三章
 正しい歴史を知れば怖いものなし   
 愚兄愚弟「鳩山兄弟」を歴史的に検証する   
 中国マネーが買い漁る国際機関の要職   
 戦争における本当の「勝ち負け」は植民地を見れば分かる   
 朝日よ、もう少しイスラムを勉強しなさい   
 同性愛と母性の意外な関係  
 イヤーな民族を上手に追い出す方法   
 大統領が平気でウソをつく韓国の国民性を検証する   
 「革命戦士」たちの頭の中身はここまで軽い   
 メディアはもう「日本=悪い」という考え方を改めよ   
 「日本憎し」のルーズベルトを跳ね返した気骨ある外交官

第四章
 今日も朝日にウソが載る   
 トランプも有難がる朝日の”欠陥”記事   
 「あの国」と手を組めば、米国をとっちめることができる   
 トランプは真実を語っている   
 「難民受け入れ」美談に潜む歴史的教訓   
 「独自ネタ」は「創るもの」が朝日のルール   
 裁判長! 朝日の記事を信じちゃいけません   
 東芝を潰した本当のワルはこいつだ!   
 スノーデンが日本で行っていた特殊任務   
 「パンばかり食べているとバカになる」は、本当だ   
 朝日はどうして「いい日本人」が書けないのか?

第五章
 「フェイクニュース」の元祖はどこか   
 ロッキード事件と龍池問題の共通点   
 ヒトラーだけじゃない、ドイツ人の性悪さ   
 狡い米国が再軍備を迫るウラには何かある   
 「イランの春」の行方は犬が握っている!?   
 次官や教育者だから、言ったままを記事にしていいのか   
 朝日が言う「寛容で多様な社会」の大ウソ   
 「人殺しで金儲け」を止められない米国の矛盾   
 トランプ発「フェイクニユース」は朝日のお家芸   
 百合子の座右の書、そのドッキリする中身


大統領が平気でウソをつく韓国の国民性を検証する 

 韓国の人は「日本は大陸制覇の足掛かりに半島を植民地にした」と言う。
 でも誓って言う。日本は昔からこの半島が鬱陶しく、できれば縁を切りたいと思ってきた。
 そのわけを筑波大の古田博司先生は「百年前、そこは古代だったから」と端的に説明する。

 そこの国は昔から日本にやたらまとわりついた。
 室町時代。あちらで言う世宗の時代に三度、使いがやってきた。本当はその何倍もが試みたが、たいした船もないからほとんどが対馬海流の藻屑になった。
 やっとたどり着いた最初の使いは鍍金や紙漉きのやり方、それに灌漑用の水車の作り方を知りたがった。日本人は親切に教えてやった。
 暫くしてまた苦労して彼らがやってきた。今度は何を学びたいのか聞くと頭を掻きながら前に教えてもらった水車の作り方などをもう一度教えてほしいという。
 すぐ忘れる国民性だった。で、また教える。それを江戸時代まで繰り返した。

 明治になって行ってみたら水車もなければ本の桶もない。土器で煮炊きする「古代が広がっていた」という次第だ。
 進歩どころか退行していく民。それが日本人的にはとても嫌だったが、ただ彼らの棲む半島は日本の脇腹に突き付けた匕首に似る。
 その地政学的存在ゆえに日本は中国、ロシアと戦争する羽目になった。
 鬱陶しい上に剣呑な古代人とはもう縁切りしかないと日本人は心に決めた。

 しかしそれを阻んだのがセオドア・ルーズベルトだった。彼は日露戦争のあと、在朝鮮の米公館をすべて閉め、外交官をみな引き上げてしまった。大使の一時帰国どころの騒ぎでは なかった。
 朝鮮側は驚いた。翻意してと頼んだが、セオドアは「お前たちには自治の力もない。日本に面倒を見てもらえ」と言った。
 彼はさらに「日本がそうすることは白人の重荷ならぬ黄色の重荷を担う日本の明白な使命だ」(J・ブラッドレー『テディが日米戦争を起こしたのか』)と言った。
 「白人の重荷」とはラドヤード・キブリングの詩にある言葉だ。白人は野蛮で幼稚な未開人の地に行って、彼らを啓蒙しろ。それが文明の民、白人の担った崇高な使命だと。
 で、どう啓蒙するのか。この大統領発言と同じ時期、米下院議員G・フォスがマニラで演説している。
 「我々は神に課せられた義務として無能なフィリピン人に自由と独立の素晴らしさを教えねばならない。偉大な建国の父がニューイングランドで原住民に行った啓蒙の作業をここでもう一度やるのだ」(渡辺惣樹『日米衝突の萌芽』)
 ニューイングランドでの建国の父とは例の「丘の上の町」を語ったジョン・ウインスロップを指す。
 彼がそこでやったのはインディアンを殺して丘を奪い、その死骸で丘の下を埋め尽くすことだった。
 マニラでも米国人は同じように植民地化に抗う原住民を殺しまくった。白人の「啓蒙」とは目障りな者たちをぶち殺すことだった。

 しかしセオドアは日本人が白人式の啓蒙をするとは信じていなかった。
 日本人は「無能で野蛮で、集まれば争い、分裂する朝鮮の民」でも本気で教え導こうとするだろう。それは文字通りの「重荷」になる。日本の国力を十分に消耗させると読んだ。
 その読みは当たった。
日本は国家予算の2割を注ぎ、彼らに戸籍と教育と文明を与えた。
 世宗が仮名に倣って創った諺文(ハングル)も掘り出して教えた。ケンチャナヨ(いい加減)も嘘も悪いことだからやめなさいと諭した。
 しかし日帝支配が終わると彼らはセオドアの言う通りにすぐ争い、分裂した。ケンチャナヨもすぐ復活し、彼らが漢江に架けた橋は人と車ごと落ち、彼らの建てたデパートはたくさ んの客ごと崩壊した。
 先日は韓国工芸界の泰斗とかいう李七竜が「螺鈿は日帝支配時代に韓国の職人が日本人に教えた」と言いだした。
 螺鈿はそっちが鍍金の技術を学びに来たときに見せてやった。嘘はだめと教えたのも無駄だった。
 日本は大使一時帰国を機に今度こそ果たせなかった絶縁を考えたい。

       (2017年2月2日号)


トランプは真実を語っている

 日清 日清戦争のときも旅順要塞攻略戦はあった。
 その10年後の日露戦争ではロシア人が精魂込めて邪悪な改装を施し、ために日本側は落とすまでに4か月余もかかった。
 しかし日清戦争では中国人が相手だった。だからたった一日で陥落し、日本車は203高地の向こう側、旅順市街の戡定に向かった。
 住民は戦いの前に市外に避難し、軍服を脱ぎ捨てた便衣隊、つまりゲリラ化した中国将兵が民家に隠れ潜んでいた。日本車は一戸ずつあらためていって抵抗する残敵を掃討し、降伏 した中国兵355人を捕虜とした。

 以上は駐日ベルギー公使アルペール・ダネタンが本国へ送った報告書の内容だ。公使は最前線にいたフランス人観戦武官ラブリ子爵から直に聞き取っている。
 その子爵のいた最前線のはるか後ろで遊んでいたのがニューヨーク・ワールド紙のジェームズ・クリルマンだった。
 彼はこう報じた。「日本車は旅順市街に入ると冷酷にほとんどの市民を虐殺した。無防備で非武装の住人たちは自分の家で殺され、死体は言い表す言葉もないくらいに切り刻まれていた」「2000人は殺されたはずだ」
 従軍記者も出していないノースアメリカン・レヴュー誌はそれをもとに「6万人の住民のうち36人だけが生き残った」と書いた。 見てきたような嘘を尤もらしく流しまくった。
 米国では第一次大戦までインディアンの虐殺を続けた。騎兵隊は抵抗の少ない女子供を狙った。頭髪を剥ぎ、女の性器を抉り取って鞍頭に貼った。
 黄色い日本人は白人より絶対に野蛮だから我々以上に残忍なはずだ。これくらいはきっとやっているとクリルマンは想像して書いたのだろう。

 中国はその半世紀後、米国とドイツの支援を受けて上海の日本租界に侵攻した。
 ドイツの最新兵器で身を固めて日本車守備隊に十倍する兵力で侵攻してきたが、所詮、中国兵は中国兵だった。大敗して南京城まで潰走した。
 日本車は追って南京を落としたが、城内はもぬけの殻たった。僅かな残敵を掃討して1週間後には逃げた蒋介石車を追って長江を遡行していった。
 南京にはニューヨーク・タイムズ紙のティルマン・ダーディンがいた。
 彼は日本車が入って2日後にはそそくさと上海に移ったが、同紙にはまるで1か月も見ていたかのように「日本車は民間人も捕虜もみな処刑した」「難民も身ぐるみ剥がれた」「中国人の女が拉致され強姦された」と書きまくった。
 神をも恐れぬジョン・マギーとかマイナー・ペイツとか米宣教師連中がそれをもっと脚色して東京裁判では30万人虐殺にまで膨らませた。
 江沢民は愛国教育の教材に日本車の731細菌部隊を取り上げた。「人間を真空の中に置いて爆発させた」とか現代医学でとっくに否定された嘘を山と並べた。
 教科書には若い女の乳房と腕を切り落とし、局部に棒を突っ込んだ「人体実験の模様」と称する写真を載せている。写真は本物。蒋介石車が済南で日本人女性を切り刻んだ。その検視の模様を撮ったものだ。

 そんな出鱈目話をニューヨーク・タイムズが「日本車の蛮行」例としてつい先日、報じた。 安倍首相が機体番号「731」の戦闘機に搭乗した写真がその記事に添えられていた。
 日本車が朝鮮人女を拉致して慰安婦にしたという話は結局、朝日新聞の捏造だった。社長の木村伊量がクビも差し出した。
 それを米マグロウヒル社が「日本車は20万人の女を攫い、天皇からの贈り物として兵士に与えた。女はみな殺された」と高校向け教科書に載せた。
 執筆したいい加減な米人学者に外務省が抗議するとニューヨーク・タイムズは「日本政府が歴史改竄に圧力」と批判した。
 この新聞は釜山総領事館前の慰安婦像騒ぎも社説で取り上げ、「日本は何万ものアジアの女を性奴隷にしたことに真正面から謝罪していない」と書いた。慰安婦の嘘を、嘘と承知で まだ世界に垂れ流している。
 トランプはニューヨーク・タイムズ紙を「Fake News(嘘つき新聞)」と呼んだ。ホントによく言ってくれた。                         (2017年3月16日号)

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