【 トヨタ産業技術記念館 自動車館 】


名古屋市西区にある「トヨタ産業技術記念館」は、大きく「繊維機械館」と「自動車館」に分かれています。
ここでご案内するのは自動車館です。
館内では、私にとって懐かしい車が展示してあったり、自動車の組立工程が紹介されていたり・・・。
メカには詳しくない私ですが、興味深く見学させてもらいました。個人的にはお薦めしたいスポットです。

(2009年3月20日訪問)

自動車館の2階部分です。
トヨダスタンダードセダンAA型乗用車(複製)
1936年4月、トヨタ初の乗用車「AA型乗用車」が完成しました。オールスチールボディーの採用や、エンジンを前車軸上に搭載して広い室内空間を確保しています。A1型試作車に対しては、フロント部分のデザインが変更されています。
販売価格は名古屋渡しで3,350円と設定され、当時のフォードやGMに比べて400円ほど安い価格でした。
その生産は刈谷試作工場から始まり、刈谷組立工場、拳母(ころも)工場へと移り1942年12月までに、AB型フェートン(1936年9月〜1938年9月生産)を含めて1,757台が生産されました。<案内板から>
案内の方がドアを開けてくださいました。
2階から、1階・吹き抜け部分です。1階には組立工程や旧車が展示されています。
2階のエンジンを展示したコーナーです。
2階のシャシ(シャーシ・シャーシー)を展示したコーナーです。
1階に下りました。
エンジンの鋳造に関する展示です。
2500トン自動鍛造プレスです。<案内板から>
鍛造って、言葉では聞くけどはっきりしたイメージがなかったので調べてみました。
鍛造(たんぞう)とは、「金属素材を加熱し、ハンマーやプレスでたたき、成形し靭性(じんせい:固体のもつ性質の一つで、材質の粘り強さ。外力によって破壊されにくい性質。)を与えていく加工法。」だそうです。
鍛造によって作られる部品には「エンジンのカムシャフト」「操舵部のステアリングナックル」などがあるそうです。
600トンプレスです。<案内板から>
複数車種の車体を迅速で正確に量産する「メインボディ自動溶接ライン」です。
複数車種の、車体の基本部分であるメインボディを、自動的に組み付ける装置です。組付部品の位置を決める複数車型用の治具を備え、マルチスポット溶接機で部品を迅速で正確に接合します。<案内板から>
ボディ組みたてラインに導入された代々の「溶接ロボット」です。
ロボットは、制御部、機構部、センサ部などから構成され、制御部で軌道演算行なって機構部を駆動します。機構部は油圧駆動から電動にかわり作動の速度、精度、信頼性が向上しました。<案内板から>
<案内板から>
上塗り自動塗装装置です。
ボディ塗装の最終仕上げを行なう塗装装置です。トヨタが独自に開発した高速回転霧化静電塗装(ベル塗装)装置で、自動的に色替えしながら外板面を塗装します。<案内板から>
エンジンとシャシの自動組付装置です。
作業負担の軽減のため、組立工程でも数々の自動機を導入しています。人が意欲的に使いこなせるような自動機を目指して、1990年代にはエンジンとシャシの自動組付装置を開発、実用化しました。<案内板から>
高速シャシダイナモメータ
1971年に設置した、最高時速200Kmまでを再現できるものでした。<案内板から>
トヨエースSKB型トラック(1954年)です。
セミキャブオーバタイプのライトトラックで、居住性の良い、実用的で経済性の高い車として開発され、トラックの国民車として、当時小荷物運搬の主流となりました。排気量995cc、車両重量1130Kg<案内板から>
トヨペトクラウン(1955年)です。
本格的な乗用車を独力で開発したものです。当時の道路に適した、乗り心地が良く堅牢な前輪独立懸架や後輪の3枚板バネを持っています。排気量1453cc、車両重量1210Kg<案内板から>
カローラ(1966年)です。 
排気量1077cc、車両重量690Kg
<案内板から>
セリカ(1970年)です。
わが国初の本格的スペシャルティカーで、上級モデルには高性能ツインカムを採用していました。
エンジンやトランスミッション、外観、内装、主要装備品を好みで選ぶことが出来ました。
排気量1588cc、車両重量940Kg<案内板から>
コロナ(1973年)です。
5代目コロナはESV(実験安全車)の思想を生産車に反映させ、衝撃吸収バンパ(オプション)、新タイプの衝撃吸収ステアリングコラムなどを特徴とした。排気量1808cc 車両重量1030Kg
<案内板から>
プリウス(1997年)です。
未来コンセプトビークル「i−unit」(2005年)
「自由に移動したい、走ることを楽しみたい。」という個人の欲求の充足と、社会の調和、地球・自然環境との共生を高次元でバランスさせることを追及したパーソナルモビリティです。人の移動する可能性を限りなく広げることをコンセプトとし、デザインテーマは「植物の葉」をイメージし、低速姿勢モードと高速姿勢モードの可変スタイルシステムを採用しています。<案内板から>
係りの人に写してもらいました。
南入口付近に展示されている、自動車館のトヨタの二足歩行型楽器演奏ロボットです。
南入口近くには、蒸気機関も展示されていました。
別角度です。


PAGE TOP