【 蚶満寺 】

蚶満寺(かんまんじ)は、にかほ市象潟(きさかた)にある曹洞宗の寺です。
古くから文人墨客が訪れた名刹として知られ、1689年(元禄2年)には松尾芭蕉が訪れて、『奥の細道』には、「此寺の方丈に座して 簾を撒けば・・・」と紹介されているそうです。

象潟は、江戸時代までは「九十九島・八十八潟」、「東の松島・西の象潟」と言われるような景観だったのだそうです。つまり、穏やかな水面に、沢山の小島が顔を出しているといった・・・。

ところが1804年(文化元年)の象潟地震で海底が隆起して陸地化したのだそうです。

蚶満寺の境内からは、1804年(文化元年)の大地震で干潟に変わった、かつての「象潟の九十九島」を偲ぶことができます。

(2011年10月11日訪問)


境内にあった、蚶満寺と九十九島の解説です。
現在地にあった蚶満寺の庭園の案内図です。
松尾芭蕉像〜九十九島の碑〜旧参道〜山門の経路で境内に向かいます。
境内は、この案内図で、山門の下方向になります。
7:40頃、庭園にある松尾芭蕉像です。
芭蕉の句「象潟や雨に西施がねぶの花」を刻んだ句碑です。
旧参道で、山門方向です。
良い雰囲気です。
「九十九島の碑」のところに来ました。
九十九島の碑です。
旧参道から見た、(かつての)「九十九島」の眺めです。
山門です。
正面から仁王像が見えていない形式は珍しいのではないでしょうか・・・。
上の画像を写した所で、振り返って、旧参道です。
(門の外側から見て)山門の左側です。
(門の外側から見て)山門の右側です。
山門から境内方向です。
境内側から見た山門です。
山門から本堂に向かう参道です。
この画像の突き当りで左を向くと、次の画像です。
上の画像の突き当り付近から見た本堂です。
別角度で本堂です。
本堂です。
鐘楼です。
本堂の(向かって)左側には、本堂の裏手に続く通路がありました。
本堂の裏手です。
本堂の裏から、(かつての)九十九島の眺めです。
ズームです。
1804年(文化元年)の大地震の前は、この眼前は水面だったのかもしれませんね・・。
「親鸞聖人御腰掛石」とあります。
「北条時頼公のつつじ」と書かれています。
本道の背面です。

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