【 大湊駅(おおみなとえき) 】

大湊駅(おおみなとえき)は、むつ市大湊新町にある大湊線の駅です。

かつて大湊は大日本帝国海軍の港であり、下北半島は日本の国防上重要な拠点でした。
大湊まで鉄道が開業したのは1921年のことでした。翌年に制定された改正鉄道敷設法の別表第1号に「青森縣田名部ヨリ大畑ヲ經テ大間ニ至ル鐡道」と、隣駅下北駅から大畑を通って大間に到る路線建設が規定されましたが、しばらく着手されませんでした。
この予定線が建設線に昇格したのは、大間にあった海軍の要塞の施設強化に伴うもので、1937年に下北〜大畑間が着工され、1939年に開業しました。(下北〜大畑間の大畑線は2001年に廃止されました。)
大間までの予定線(大間線)も引き続いて建設が進められましたが、太平洋戦争の戦局悪化によって1943年に工事は中止されました。
津軽海峡の対岸の亀田半島でも一連の計画として戸井線(五稜郭駅と問いを結ぶもの)が建設されていましたが、これも未成のまま中止になっています。→戸井未成線

(2009年8月28日訪問)
 
15:21頃、大湊駅前です。
大湊駅は隣の下北駅より僅かに南に位置するため本州最北端の駅を名乗ることができないんですね。
駅舎には「てっぺんの終着駅」の看板が取り付けられています。
駅の隣には、腕木式信号機が展示してあります。
案内板。
ホームに出て、大湊線の終端部です。
終端部から下北駅方向です。
少し場所を移動して写しました。
さらに右に移動して写しました。
上の画像に写っている側線です。
側線の終端部です。
駅名板です。
ホームの下北駅側から、駅舎方向です。
ホーム側改札口付近の駅名板です。

PAGE TOP