【 太宰府天満宮 】

菅原道真を祀る太宰府天満宮を訪問し、飛梅も見てきました。
私にとって太宰府天満宮といえば、先ず「さだまさし」の曲「飛梅」を想像します。ご存知の方もいらっしゃるでしょうね。

<飛梅の歌詞>
心字池にかかる三つの赤い橋は 一つ目が過去で二つ目が現在
三つ目の橋で君が転びそうになった時 初めて君の手に触れた僕の指
手を合わせた後で君は神籤を引いて 大吉が出る迄ともう一度引き直したね
登り詰めたらあとは下るしかないと下るしかないと気づかなかった天神様の細道

裏庭を抜けてお石の茶屋へ寄って 君がひとつ僕が半分梅ヶ枝餅を喰べた
来年も二人で来れるといいのにねと 僕の声に君は答えられなかった
時間という樹の 想い出という落葉を拾い集めるのに夢中だったね君
あなたがもしも遠くへ行ってしまったら 私も一夜で飛んでゆくと云った
忘れたのかい飛梅

或の日と同じ様に今鳩が舞う 東風吹けば 東風吹かば君は
何処かで想いおこしてくれるだろうか 太宰府は春いずれにしても春


2008年8月19日訪問
 
参道には土産物屋さんが並んでいます。
この画像を写したあと、デジカメが故障してしまいました・・・。
以後は携帯のカメラで写し、天満宮を観おわってから家電店に立ち寄りデジカメを購入しました。
参道で、「飛梅」の歌詞にも登場している、太宰府天満宮の名物「梅ヶ枝餅」を購入しました。
もち米で作った生地の中に餡を入れて焼いたもので、素朴な味わいです。
参道の終端を左に曲がると、境内の入口に立つ「中世の鳥居」があります。
花崗岩の鳥居で高さは6.17mだそうです。

その向こうに見える赤い橋は心字池(しんじいけ)にかかる、一番目の太鼓橋です。
一番目の太鼓橋の上から心字池と、2番目の平橋、その向こうにはもう一つの太鼓橋が見えます。

心字池には太鼓橋、平橋、太鼓橋の順で3つの神橋が掛かっています。
「飛梅」の歌詞にもあるように手前から過去・現在・未来を表し、三世一念の仏教思想を取り入れたものだそうです。
本殿
天正19年(1591年)、筑前国主小早川隆景が再建したもので、五間社流造り、桧皮葺で、正面には唐破風状の向拝がついているのだそうです。
本殿と飛梅。
飛梅は、大宰府に左遷された菅原道真を慕って一夜のうちに京から空を翔けてきたという伝承を持つ神木です。

左遷される道長は京の邸宅で「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ」と詠んで、京での暮らしを懐かしみながら旅立ったのでしょうね・・・。
境内案内図。
本殿の裏の摂社。
本殿ではお祈りが始まったようです。
本殿内部。
相輪塔
仏教の塔の新しい形式で伝教大師によって伝えられ、心柱が通り下から露盤、覆鉢、請花、九輪、水煙、竜舎、宝珠の各部から成る。享和2年(1802)に建立し弘化4年に再建、1075年大祭記念として東神苑からこの地に移した。
わが国に8基あり、九州にはこの1基が現存している。
(案内板から)


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