【 毛越寺庭園 】

平泉町の毛越寺は天台宗の別格本山で山号は医王山です。
藤原基衡によって造営され、全盛期には堂塔40余、禅房500余あったといわれていますが、たび重なる災禍でほとんどを焼失してしまいました。
しかし、平安時代の代表的な伽藍跡と庭園遺跡がほぼ完全な形で残っていて、特別史跡・特別名勝の指定を受けています。
2005年7月17日に訪問しました。

毛越寺 入り口。
芭蕉句碑。元禄2年(1689)に高館を訪れて詠んだ、「夏草や兵どもが夢の跡」を刻んでいる。
<案内板によれば>
左の小さい碑が芭蕉の真筆といわれ、芭蕉の甥の碓花坊也寥(たいかぼうやりょう)禅師による建碑。
右の碑は文化3年(1806)に地元俳人素鳥たちによって建てられた副碑。
左の碑をズーム。でも、刻まれた文字は分からない・・・・。
本堂。
庭園の中心には「大泉が池」がある。
毛越寺を開いたといわれる慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)をまつる開山堂。
経楼(経文を納める建物)跡。
遣水。
常行堂(じょうぎょうどう)。
享保17年(1732)、仙台藩主伊達吉村公によって再建された。
砂洲と入江が柔らかい曲線を描き、美しい海岸線を表している洲浜(すはま)。
当日は「平泉水かけ神輿」が練り歩いていました。
コースは観自在王院跡-毛越寺-平泉駅-中尊寺だそうです。
平成7年9月に東京・深川の富岡八幡宮の水掛け神輿を招いて行った「蘇れ黄金・平泉祭」のメイン行事「御神輿渡御」をきっかけに、町民参加型のまつりとして「平泉水かけ神輿」が創設されたそうです。

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