【 越後五智国分寺 】

新潟県上越市五智にある越後国分寺です。
天平年間(740年代)に、聖武天皇の勅願によって建立された越後国分寺の所在地はわかっていないそうです。
永禄5年(1562)近隣の春日山城主上杉謙信によって、現在の場所(新潟県上越市五智)に再建されたのがこの越後国分寺で、本尊が五智如来なので、五智国分寺とも言うのだそうです。
境内には親鸞聖人の旧跡の竹之内草庵などがあります。
(2005年11月3日訪問)
参道入り口

仁王門
天保6年(1835)に能生谷小見村(能生町)の七郎左衛門が中心となって再建したといわれ、右が阿形像・左が吽形像の2体の仁王像は、天保7年(1836)に名立町出身の長井要壱と弟子2人によって製作されたのだそうです。
 

三重の塔(高さ25.85m、間口4.8m、奥行き4.8m)昭和51年新潟県指定文化財
寛政6年の火災以後、安政3年(1856)に宮大工木曽武川常右衛門、江崎長三郎もよりり着工されたのだそうです。

本堂
上杉謙信によって現在の場所(新潟県上越市五智)に再建された後、幾度となく災興を繰り返し江戸時代には元禄2年、寛政6年と火災に遭っているそうです。
現在の本堂は昭和63年焼失後の平成9年に再建されたものだそうです。

竹之内草庵
越後の国に流罪となった親鸞聖人とその時の国分寺住職は、比叡山で同学の友だったので、国司に申し出て境内の五仏のそばに草庵を結び、聖人に住んでもらったのだそうです。
その草庵は、竹林に囲まれていたので竹之内草庵と呼ばれるようになったとのこと。

流罪小屋

親鸞聖人像

裏門

  

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