【 慶佐次湾のヒルギ林 】

慶佐次湾(げさしわん)のヒルギのマングローブ林は沖縄本島では最も広いものです。
その広さ、本島で見られる4種類のマングローブ植物のうち3種類が見られること、ヤエヤマヒルギの北限地であることなどから「慶佐次湾のヒルギ林」として、1959年に当時の琉球政府の天然記念物に指定されました。
その後、1972年に沖縄の祖国復帰と同時に国の天然記念物に指定されました。
また慶佐次湾に多く見られるオヒルギ、メヒメギ、ヤ工ヤマヒルギなどの「ヒルギ」は、1993年に村政施行70周年を記念して「東村の木」に指定されました。
「東村ふれあいヒルギ公園」の遊歩道からヒルギ林を見学しました。
<現地にあった案内板から>

(2010年5月16日訪問)
 
慶佐次川と慶佐次湾のヒルギ林位置図です。
下の航空写真の地形を確認できますね。
上空から見た慶佐次湾のヒルギのマングローブ林
沖縄本島で見られる多くのマングローブ林の中で最も規模が大きく、面積は約10haもあります。
<案内板にあった写真>
現地にあったマングローブを形成する植物の紹介

海岸を見ると、満潮のときには海になり、干潮の時には陸地になるような所があります。このような場所のうち川の河口付近の真水と海水が混じりあう場所を汽水域と呼んでいます。
マングローブは熱帯や亜熱帯のこのような汽水域に、海水の塩分濃度に耐えられる樹木がたくさん集まって出来る林や森のことを言います。
<案内板から>
13:32頃、慶佐次川(上流方向)とヒルギ林です。
上の画像を写した所で右方向に目をやると、遊歩道が見えます。
遊歩道を進みます。
3つ上・2つ上の画像を写したのは、展望台の手前のところです。
ヒルギです。
根の部分です。
3つ下の画像から判断すると、ヤエヤマヒルギだと思われます。
さらに遊歩道を進みます。
ヒルギです。
慶佐次湾のヒルギ類(3種類あります)の区別点
<案内板から>
ヤエヤマヒルギです。
メヒルギです。
オヒルギです。
13:37頃、さらに進みます。
13:39頃、遊歩道が2方向に別れる所に来ました。
左に進むと、次の画像の展望所があります。
展望所です。
ここに立って、前方(慶佐次川側)を写したのが次の画像です。
慶佐次川(画像左側が下流方向)とヒルギ林です。
上の画像を写したところで、ほぼ90度右を向いて写しました。
慶佐次川の上流方向です。
上の画像を写したところで、ほぼ90度右を向いて写しました。
歩いてきた遊歩道です。
上の画像を写したところで、ほぼ90度右を向いて写しました。
上の画像4枚の部分を「ぐるっと」映しました。
画像にも写っていますが、傘から落ちるしずくから判るように、大雨状態でした・・・。
若木の芽ですね。
13:45頃、遊歩道に戻りました。
13:46頃、遊歩道の終端部まで来ました。
「東村ふれあいヒルギ公園」の駐車場から、国道331号をはさんで「慶佐次共同売店」です。

PAGE TOP