【 青谷上寺地遺跡 展示館内 】

青谷上寺地遺跡(あおやかみじちいせき)は鳥取市青谷町に位置する弥生時代を中心とする集落遺跡です。
これまでの調査で弥生人の暮らしぶりを具体的に物語る様々なものが発見されました。
その内容は遺構・遺物ともに実に多彩で、当時を彷彿させるほど保存状態も良いことから『地下の弥生博物館』とも呼ばれています。<パンフレットから>

ここでは展示館内の様子をご案内しています。

(2009年9月26日訪問)


展示室内部です。
釣り針など
石包丁(弥生時代前期末〜中期)
炭化米(弥生時代中期中葉〜後葉)
籾のまま炭化している。
結合式ヤスと網枠
釣り針
鉄斧
琴側板
掘立柱建物の解説図です。
鼠返し 発掘当時の様子<壁のパネルから>
展示されている鼠返し
梯子
発掘時のスギの大型建築部材<壁のパネルから>
上の画像に写っていた壁板です。
2つ上の画像に写っていた板は、どこに使っていたのかは不明だそうです。
掘立柱建物の屋根材出土状況<壁のパネル>
袋状鉄斧の柄
卜骨
腰掛
鉄製鋤先
石包丁・木包丁
ヤリガンナ等
鉄斧
タガネ等
曲げ物
漆塗り壺形容器
鋳造鉄斧
鉄斧
鉄斧
鉄斧
袋状ノミ
孔が開いている成人の左肩甲骨
銅鏃(どうぞく:青銅製のやじり)の刺さった人骨
成人男性の骨盤の一部(左寛骨:さかんこつ)ほぼ完形の銅鏃が貫通している。銅鏃が人の殺傷に用いられたことを示す初めての例。鋭利な武器で切りつけられた痕跡も残る。<案内板から>
殺傷痕のある頭蓋骨
15〜18歳の成人女性の頭蓋骨
殺傷痕のある頭蓋骨
壮年後半(30歳代)の男性の頭蓋骨
脊椎カリエスの人骨
第3〜第7胸椎が結核によって変形癒合している、日本最古の結核の症例。
高杯 脚部 (たかつき きゃくぶ) 弥生時代後期初頭〜後葉
杯部(つきぶ)の6遍弁の彫刻に対し、倍数の透かしが施されています。ヤマグワ製。
高杯 杯部 (たかつき つきぶ) 弥生時代後期初頭〜後葉
杯部(つきぶ)裏面に花弁状の彫刻が施され、全体に水銀朱を塗っている。
山陰や北陸など日本海側で出土する。組合せ式。ニレ科製。
出土した脳の説明文
脳3の断片(実物)
脳がみつかった頭蓋骨(脳1)
30〜40代の男性。周囲を切り取って中の脳(レプリカで展示)を取り出した。頭蓋骨には前部と頭頂部に切り傷がある。脳は約5分の1程度が残っており、重さは約230g、大きさは約10×8×4.5cm。左右の大脳半球のうち左右前頭葉の部分。
脳1のレプリカ
脳3のレプリカ
管玉等
蓋付桶形容器
箱(弥生時代中期後葉)
一方の側板にヘビのような線刻が施されている。スギ製。

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