【 日韓友好交流公園「風の丘」 】

日韓友好交流公園「風の丘」は、国道9号沿いの琴浦町赤碕港付近にある道の駅「ポート赤碕」に隣接して設置されています。
鳥取県と韓国の交流の歴史を踏まえて整備したということですが、「鳥取県側の一方的な思い込みで、韓国側はなんとも思っていない。」というようなことはないんだろうか?。
「あ、韓国人を助けてくれてありがとね。」という思いはあったにせよ、「そのことによって、鳥取藩や鳥取県にとても感謝している。」というわけでもないのでは・・・?。この施設を訪問して、そのように思った。

<鳥取と韓国の交流の歴史>
1819年韓国蔚珍郡平海を出航した商船が嵐で難破し赤碕沖に漂着。鳥取藩は安義基船長以下12名を保護し、手厚くもてなして長崎まで送り届け一行は無事帰国しました。この史実を物語る掛け軸が鳥取県立図書館に保存されています。
また、1963年には釜山港を出航した巨済島の漁船成進号が機関の故障で漂流し琴浦沖に漂着。乗組員8人は琴浦町民の世話と募金等の援助で約1カ月間琴浦に滞在し、船体の修理を終えた成進号で無事釜山港に帰還しました。
このような史実をふまえ、漂着地を見下ろすこの地に日韓友好の永続を願い、鳥取県・琴浦町と韓国との交流及び情報発信拠点として、この公園を整備しました。<鳥取県のサイトから>

(2009年9月24日訪問)
 
現地にあった案内図です。
6:29頃、石段を上って風の丘に進みます。見えている屋根は「友情の鐘」です。
石風車です。
韓国船が風により赤碕沖に漂着したことに因み、韓国からの友好の風を受けると、船の帆をイメージした石柱に取り付けられた約2tの風車が動力無しで回る日韓友好の象徴です。<案内板から>
もう一つの石風車です。
揺れ石です。
韓国雪嶽山付近に自然にできたものを模して作成したもので、人の力で簡単に揺れますが常に安定を保つ不思議な石です。<案内板から>
別角度で、揺れ石です。
揺れ石の所から、石風車方向です。
日韓交流記念碑です。
この記念碑は高さ4mで韓国産みかげ石の石碑6基で構成され、韓国の岩山と船上山の岩肌を表しています。1819年の韓国商船漂着の掛け軸や船長の感謝の直筆書などを基にしたブロンズのレリーフを設置して、日韓友好の絆として永遠に語り継ぐものとして作成されました。<案内板から>
友好臺です。
韓国風の彩色を施した東屋です。日韓を結ぶ海を望み、韓国船が漂着した海岸を見下ろす位置に設置されています。
友好臺の所から見た日本海です。
友好臺の所から見た石風車方向です。
友情の鐘です。
この成鐘閣には、日韓の絆がより深まることを願い、韓国で製作された高さ1.6mの「友情の鐘」が収められています。
製作者:元光植氏(韓国人間文化財第112号)<案内板から>
石燈籠です。
韓国忠清北道報恩郡にある国宝の法住寺雙獅子石塔を模して作成したものです。
獅子を彫刻した遺物の中で最も古く特殊な形をしており、統一新羅時代の石燈籠を代表する作品です。
<案内板から>
石燈籠です。
韓国京畿道驪州郡にある国宝の高達寺址浮屠を模して作成したものです。
基壇中間部の亀を中心に4匹の龍と雲の模様を彫刻し、細部には高麗時代の様式が強く残っています。<案内板から>
石燈籠
韓国全羅南道求禮郡にある国宝の華厳寺覚皇殿前石灯籠を模して作成したものです。高さ6.4m、韓国で最大規模で、火舎石等の彫刻美を持つ統一新羅時代の代表的作品です。<案内板から>
友情の鐘付近から、入口の石段方向です。
トルハルバンです。
韓国済州島で古くから守護神として崇められている、溶岩で作られた石人像です。トルハルバンは済州島の方言で「石のおじさん」という意味です。<案内板から>
トルハルバン側から石風車方向です。

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