“あたしゃ”さんの石碑
桂地区にある“あたしゃ”という屋号のお宅(苗字は大渕さんです)にある石碑です。
(令和2年11月14日)
新潟県小千谷市の南端に位置する岩沢の紹介です。
桂地区にある“あたしゃ”という屋号のお宅(苗字は大渕さんです)にある石碑です。
(令和2年11月14日)
“あたしゃ”さんの石碑は4つ並んでいます。
ご当主さんに伺ったところ、近くの山に祀っていた石碑や“いなば”さんの近くあった石碑もここに移したけれど、どれがそれらに該当するのかは不明だそうです。
向かって左側から見ていきます。
“あたしゃ”さんの石碑、左端は「米山〇」と刻まれています。
〇の文字は、最初は何気なく塔だと思っていましたが、知識不足ゆえ何という字なのか明言できません。
米山講を解説したサイトに次のような記述がありましたが、それを踏まえるとやはり「塔」なのかと想像します。
↓
米山講と並んで米山薬師如来の分身でもある石塔もこの地域に多い。大体高さ1メートル前後の自然石に「米山薬師如来」「米山塔」などと刻んである。
「米山塔」石碑の背面、「元治二丑年」と刻まれているようです。
元治二年について、ウィキペディアでは「元治2年4月7日(グレゴリオ暦1865年5月1日): 慶応に改元。」と解説しています。
“あたしゃ”さんの石碑、向かって左から2番目は一面六臂の仏像です。
一面六臂の仏像といえば、如意輪観音も想像しますが、その立像は見かけません(ウィキペディアでも「如意輪観音像は、原則として全て坐像または半跏像で、立像はまず見かけない。」と解説)。
想像ですが、千手観音を表しているのではないでしょうか・・・。
3番目は「正一位稲荷大明神」です。
4番目の石碑、文字などが刻んであるのかどうか不明です。
“あたしゃ”さんの石碑、背面です。
別角度です。