小千谷市 岩沢

新潟県小千谷市の南端に位置する岩沢の紹介です。

旧道にある石仏

以前外之沢地区に住んでいた友人が山の中に石仏があると教えてくれたので、その場所を案内してもらいました。
その付近には友人の家の畑があって、以前、畑仕事に行ったことがあるのだそうです。

友人には次のような話を聞きました。

その辺りの場所を「薬師様」と呼んでいた。
林道岩沢線が開通する前、大崩地区と桂地区を結ぶ道があって、そこに外之沢地区からの道が通じていた。
リヤカーなどが利用できる道ではなく、人が歩くことができる状態の道だった。
付近に杉林があり、青年会があるころは青年会が管理していた。


(令和3年5月14日)



その石仏がある場所を青い円で囲みました。


青い線で囲んだ付近の拡大図です。

大雑把にしか記すことができませんが、友人に教えてもらった道を描きこんでみました。
オレンジ色の線が大崩と桂を結ぶ道で、紫色の線は外之沢集落からの道です。


現在の現地(上の図で言うと林道岩沢線と紫色の線が交わっている場所)の様子です。
桂地区方面を背にして写しています。
林道ができることによって外之沢からの道は切断されましたが、紫色の線のように通っていたのだそうです。


2つ上の衛星写真の、2つの道が交わる付近に来ました。
オレンジ色の線で大崩と桂を結ぶ道を、紫色の線で外之沢集落からの道を描いてみました。
ただし多分そこがその道だったと思われるという感じあり、確信を持って描いているわけではありません。
画像奥方向が大崩方面です。


上の画像から大崩方向に進んだ場所に、石仏がありました。
友人の記憶によると、この位置ではなかった(大崩に向かって道の右側にあった。一体ではなかった。)とのことでした。
確かに、杉の木の根元に立てかけてあり、しかもそうしてからそれほど年月が経過しているようには見えませんから、杉の葉に埋もれかかっていた石仏を誰かがその場所に移動したのかもしれません。

 


石仏を正面から写しました。


近づいて写しました。


友人は、この地域を薬師様と呼んでいたので、この石仏も薬師様だと考えていたそうです。
薬師如来と言えば、右手が施無畏(せむい)で左手に薬壺を持つ姿が一般的ですが、この像は合掌しているように見えます。
私には何の仏なのか分かりません。


別角度です。


別角度です。

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