【 大潟村干拓博物館 】

大潟村干拓博物館は、南秋田郡大潟村にある博物館です。

大潟村は、琵琶湖に次ぐ日本第2の広さであった八郎潟が干拓されて昭和39年に誕生しました。
大潟村干拓博物館は、その干拓の歴史などを紹介しています。

今から30年も前、「八郎潟は、米代川と雄物川の作用で形成された2つの陸繋砂州(りくけいさす)によって出来上がった。」という話と、「八郎太郎の物語」を聞いたことがあります。
そんなこともあって、八郎潟は、いつかは行ってみたいと思っていた場所でした。
ずいぶん長いこと経ったけれど・・・。


(2011年10月9日訪問)
 
16:08頃、大潟村干拓博物館に着きました。
画像左側に一部が写っている建物は「産直センター潟の店」で、「道の駅おおがた」としても利用されています。
大潟村干拓博物館、正面入口です。
館内です。
干拓前、干拓工事中、現在の八郎潟の様子が大きなパネルで紹介されています。
パネルの写真、昭和32年に撮影された、干拓前の八郎潟の様子です。
八郎潟には周辺地域から河川が注いでいました。
また、日本海と通じているのは南部の船越水道で幅が狭く、大きく蛇行している様子が見えます。
このため、八郎潟沿岸ではしばしば水害に見舞われることもありました。
<この画像左下に写っている解説文>
上の画像の、南部の船越水道部分です。
パネルの写真、干拓工事中の様子です。
干拓の歴史を紹介したパネルです。
さまざまな干拓案があったのだそうです。
干拓地を望むことができる展望室です。
館内の展示です。
私は、ずーっと昔に、耕運機でしかやったことがありませんが、田圃の中でのこういう状況は理解できます。
八郎潟干拓の進め方を解説したコーナーです。
先ず、堤防を作ります。
堤防内に排水路網を作ります。
堤防内を排水します。
干拓地の周りの水を淡水化し、この水は農業用水として利用します。

これまでの干拓の流れからも分かるように、大潟村の干拓地は土などを盛っているわけではなく、海面より低くなっています。
農地への水の利用は自然流下が可能ですが、排水はポンプアップによっています。
干拓の様子を模型で示した展示です。
防潮水門の模型です。
おや、窓の外には、たまたま駐車場のキューブが写りこんでいました。
現在の干拓地を解説・案内するコーナーです。
オレンジ色に光っているのは、堤防部分です。
緑色に光っているのは取水用の水門です。
青色に光っているのは、排水路です。
水平方向は一級幹線排水路、斜め方向は中央幹線排水路です。

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