木曽三川センター北ゾーンに再現されている「輪中(わじゅう)の農家」です。
木曽川・長良川・揖斐川が一緒に集まったこの地域は、昔から毎年のように水害を受けました。
ここに住む人たちは、周りに堤防を造って水を防ぎました。これを輪中堤といいます。輪中堤があってもしばしば堤が切れて水害を受けるので、屋敷の一部を高く積み上げ、そこに水屋を作って日常生活に必要な道具を入れました。今では河川の改修が進み、ほとんど水害がなくなり、水屋もなくなりました。
ここに再現した輪中の農家は、明治の中ごろに生活した比較的豊かな農家です。
<施設の前にあった案内板から>
(2005年11月14日訪問)
木曽三川公園展望台から、ズームで写した画像です。 敷地全体が石垣で高くなっていますし、画像左側には、さらに高くした石垣の上に建てられた家屋があります。 |
北ゾーンの現地まで着ました。 |
門を入ります。 |
門を入って左側には納屋があります。 |
門を入った正面には母屋です。あの入口の上部には、 |
このように、上げ舟(あげぶね)が準備されています。 洪水の時に家の道具などをのせ、堤防まで運ぶために使いました。普段は船底を上にしてつるし、川の水が増えて危険になると船を下ろし、座敷の前にある「船つなぎ柿(かき)」につないで洪水に備えました。 船つなぎ柿とは、座敷か台所の前に、舟をつなぐのに便利なように、一本植えられた柿の木を言います。<案内板から> |
座敷です。 |
昔の写真も展示されていました。 |
仏壇がありますが、上げ仏壇というんだそうです。 |
なるほど!。 |
模型も用意されていました。とても分かりやすい!。 |
別角度で室内を写しました。 |
母屋と水屋です。 |
水屋への階段です。 |
水屋の室内です。 |