【 愛国駅(あいこくえき) 】

愛国駅(あいこくえき)は北海道帯広市愛国町にあった、日本国有鉄道広尾線の駅で、広尾線の廃止に伴い1987年に廃止されました。
広尾線には「幸福駅」があり、「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズとともにブームを巻き起こしたのでした。
広尾線は根室本線から帯広駅で分岐し、十勝平野を南下して広尾町の広尾駅に至る線路で、駅順は帯広、依田、北愛国、愛国、大正、幸福、・・・・・広尾でした。

(2009年8月26日訪問)
 
その十字路を右折すると、
愛国駅が見えます。
10:38頃、駅舎前に着きました。
恋人の聖地なんですね・・・。
駅舎の(向かって)右側にあったモニュメント。
駅舎内は広尾線の歴史を展示しています。
おー、閉塞機(へいそくき)が展示してあります!。(あ、私は鉄ちゃんではありません・・・。)

閉塞(へいそく)とは「1つの区間に1つの列車だけを走らせるための保安概念」です。
閉塞機は、閉塞のひとつの形態である「通票閉塞式」を行うための機械です。
1つの駅間に複数の通票(タブレット)を納めた閉塞機を各駅に設置し、駅同士の打合せによって閉塞機から通票を取出して使用する方式です。
どちらかの駅で閉塞機からタブレットを取出すと、再びどちらかの駅でタブレットを閉塞機に収めるまではタブレットを取出すことができないようになっているので、「1つの区間に1つの列車」が可能になるのです。
国鉄職員としては実際に取り扱うことが無かったので、触ってみました。
気分は鉄道員(ぽっぽや)だー。
駅舎内の寄せ書きのコーナー。
鉄道用具も展示されています、懐かしい・・・。それぞれ写してみましょう。
通票(タブレット)
これが通票閉塞式で使う「通票(タブレット)」です。
通票キャリア
通票を持ち運ぶための「通票キャリア」です。この中に通票を入れます。
窓のところから、通票にあけられた穴の形を確認できます。
国鉄の就業規則。
廃駅当時は大正駅の管理駅だったんですね・・・。当時の総裁は杉浦総裁だったんですね。
大正駅(愛国駅の隣の駅)の歴代駅長
当時のものが書き換えられていますが、駅名板です。
駅舎の構内側です。
9600型蒸気機関車が
展示されています。
機関車の案内板です。
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