【 三春ダム 】

三春ダム(みはるダム)は一級河川・阿武隈川水系大滝根川にあるダムで、福島県田村郡三春町に設置されています。
国交省直轄ダムで、大滝根川・阿武隈川中流部の治水と郡山市など福島県中通り中部地域への利水を目的とした多目的ダムです。
計画の時点では大滝根ダムという名称でしたが、周辺住民の要望で町名にあわせた三春ダムになったのだそうです。
次に見るように、ダムの予備調査から竣工まで30年がかかっています。
事業が長期化するダムは少なくなく、八ッ場ダムのように昭和27年(1952)に着手してようやく平成22年(2010)に完成のめどが立つ(58年かかることになる)というダムもある。

昭和43年12月12日 ダム予備調査を開始
昭和54年8月18日 三春ダム基本計画官報告示
昭和55年4月11日 水特法によるダム指定
昭和57年3月10日 水特法による水源地域指定
昭和63年11月3O日ダム本体工事着工
平成10年 3月 8日 竣工
形式:重力式コンクリートダム、堤頂標高:EL336m、堤高:65m、堤頂長:174m、堤体積:195,000m3
流域面積:226.4Ku、湛水面積:290ha、総貯水容量:42800千m3、有効貯水容量:36000千m3
(三春ダム管理所と資料から)

(2008年4月20日訪問)
 
1:さくら公園  2:向山森林公園  3:郡山上水取水塔  4:ダム堤体  5:ゲートハウス<ゲート管理室>  6: クレストゲート<非常用ゲート>4門  7:コンジットゲート<常用ゲート>1門  8:貯水位低下用法流設備  9:減勢池  10:左岸管理用発電機室  11:管理橋  12:右岸管理用発電機室  13:右岸放流バルブ室  14:エレベーターハウス  15:取水ゲート  16:艇庫  17:曝気<水質対策設備>  18:網場<流木止め設備>  19:ダム資料館  20:ダム管理所  21:曝気管理棟  22:通信用鉄塔  23:展望広場  24:三春南部右岸取水塔  25:春田大橋 (ダム湖l付近にあった案内板から)
展望広場から見た、ダムの天端(てんば)、15:取水ゲート、3:郡山上水取水塔。
展望広場から見た、ダム管理所、ダム資料館、ダム湖(さくら湖)。
ダム管理棟とダム資料館の間に展望場所がありますが、そこから見た「6:クレストゲート<非常用ゲート>4門」、「15:取水ゲート」
ダム湖と春田大橋。
右岸側から見たダム天端(てんば)。
減勢池、右岸放流バルブ室(手前の建屋)、右岸管理用発電機室(向こう側の建屋)。
右岸下流側から、ダム堤体。
手前に減勢池、向こう側に大滝根川の流れ。
放流バルブ室と、減勢池。
左岸下流側から、ダム堤体。
ダム管理所。


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