【 大桃の舞台(おおもものぶたい) 】

南会津町大字大桃にある「大桃の舞台」を訪問しました。

大桃の舞台は駒獄神社の境内にあり、明治28年7月9日の再建で、国指定重要有形民俗文化財(昭和51年8月23日)です。
舞台の中央部は固定式二重、二層機構の舞台であり、上の二重の前後には唐紙を入れることが出来ます。その奥は二重下の面と同じ高さに床が張られていて楽屋になっています。
花道は上演時に設けられます。もとは舞台上手に張り出してゲザと呼ぶ太夫座が常設されていた言われますが現在はなく、上演時に仮設されます。
習い芝居は明治40年までで、以後は買い芝居を上演し毎年3回の宮籠りにも使用されます。農村舞台の一典型をなすものとして重要です。
舞台:間口7.64m、奥行:8.58m、小庇(ひさし)付切妻造り、茅葺
<案内板から>

「買い芝居とは、村の有志が金銭を用意して役者を招いて興行するもの。」で「習い芝居とは地芝居のことで、村人が地元で演ずる芝居。」のことだと思います。
宮籠り(みやごもり):祈願などのために神社にこもること。

2008年10月16日訪問
 
大桃の舞台への入口は、国道352号から少し入ったところにあります。ちなみに、今回は画像に写っているバイク(ヤマハ「ビラーゴ250」)で行きました。
この砂利道を歩いていくと・・・、
大桃の舞台が見えてきました。
上の画像を写した辺りで、左を向いて写したものです。
駒獄神社
駒獄神社と大桃の舞台。
正面から、
ちょっと左から大桃の舞台です。
舞台の中央部。
上の画像に写っている、舞台中央部の梁に描かれているのは、松葉でしょうか・・・。
梁の上部です。
案内板に書いてあった「舞台の中央部は固定式二重、二層機構の舞台であり、上の二重の前後には唐紙を入れることが出来ます。」という場所ですね。
少し右からの画像です。
前面の梁とそれを支える柱の構造です。
もう一度、少し左からの画像。
更に左に回りこんで写した画像です。
中央舞台上部の梁を支えている構造です。


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