豊岡市にある「コウノトリの郷公園」です。公園内には「コウノトリ文化館」という施設があります。
日本のコウノトリ(国内繁殖野生個体群)は絶滅したのですが、動物園などではソ連や中国からコウノトリを借り受けて人工繁殖を試みています。
1962年に日本のコウノトリを保護するために「特別天然記念物コウノトリ管理団体」の指定を受けた兵庫県は、日本のコウノトリの保護には失敗したので、上述の動物園やロシアから借り受けたコウノトリを使って日本国外のコウノトリの繁殖を続けました。
2005年には飼育したコウノトリを放鳥し、いわば「ロシアのコウノトリを日本で自然繁殖させる活動」を展開しています。
トキについても、日本の朱鷺が絶滅したあと同じように中国のトキを使って、佐渡で中国トキの繁殖をしていますが、その先駆的な活動をしていると言えます。
個人的には、どちらも賛成できません。
2007年2月27日訪問
公園入口。 |
コウノトリ文化館内の様子。 コウノトリの剥製。 |
コウノトリ文化館内の様子。 |
コウノトリ文化館内の多目的ホールから、窓越しにコウノトリ飼育スペースを写しました。 鳥インフルエンザの影響のために、コウノトリは隔離されていて、見ることは出来なかった。 |
電柱の上に皿を取り付けたようなものは、コウノトリが巣作りの時に利用することが出来るようにという配慮から設置されたものだそうです。 コウノトリは高い木の枝などに巣を作る習性があるのだそうです。 |
コウノトリ文化館の外観。 2つ上の画像に写っている多目的ホールを外から見ている状態です。 |