遠野市にある五百羅漢像は、自然石に刻まれたものです。
静かな林の中にたたずむ、苔むした羅漢像を見ていると、心が穏やかになるように感じました・・・。
行ってみて良かった。
今よりも平均気温が3度も低かった江戸時代、高冷地の遠野はしばしば凶作に見舞われ、宝暦5・6年(1755・6年)、天明2年(1782年)などの大飢饉には多くの被害者を出しました。
心を痛めた大慈寺の義山和尚は、その供養のため明和2年から数年をかけてこの五百羅漢像を彫り上げました。
<現地にあった案内板から>
(2009年5月23日訪問)
卯子酉様(うねどりさま)近くの、この上り口から歩きました。 後に、車で近くまで行くことが出来ることを知ったのでした・・・。まぁ、運動になってよかったけどね。 |
丸太の欄干が見えますが、小さな橋でした。 |
その橋を渡った辺りから写しました。さらに上に上ってみます。 |
苔むした石が |
転がっているだけのような風景ですが、 |
注意してみると、像が刻まれています。 |
こんな風に・・・、 |
上のほうに行くに連れて |
像が刻まれた石が |
多く見られるようになってきました。 |
ほぼ終端部と思われるあたりに、小さな洞窟があります。 |
近づいてみると、 |
中には小さな祠があります。 |
その周辺には、羅漢像を刻んだ石が |
沢山あるように |
感じました。 |
どの羅漢像も、静寂な趣を |
感じさせてくれます。 |