東光山(とうこうざん)英勝寺(えいしょうじ)は寛永13年(1636年)に創建された浄土宗の寺です。
初期の江戸城を築城した太田道灌(おおたどうかん)の子孫で、徳川家康に仕えたお梶の方(英勝院)が、道灌の屋敷跡に建てた尼寺です。
お梶の方が一緒に行くと戦に勝利したことから、改名してお勝という名前になったそうです。
お勝の方は、水戸徳川家の初代頼房(よりふさ)の養母であったことから代々水戸家の姫が住職を務めています。江戸時代は水戸御殿と呼ばれたほど格式が高く、総門には三葉葵の紋を掲げ、さながら武家屋敷のような境内でした。
<境内の案内板から>
拝観時間が16:00までだったので、数分間で駆け巡りました。
( 2009年7月18日訪問)
総門です。境内に入るのはここではなく、下の画像の通用門からです。 |
15:56頃、通用門です。 |
鐘楼です。 鐘楼は寛永20年(1643年)の建立です。 梵鐘には林道春撰の銘文が刻まれ、その末尾に「寛永二十年五月吉日 法印道春撰 治工大河四郎左衛門吉忠」と記されています。<案内板から> |
唐門です。 寛永20年(1643年)の建立と考えられています。<案内板から> |
祠堂はさや堂に覆われていました。 |
祠堂の扉部分(ガラス越しに撮影)。 祠堂は三間堂で寛永20年(1643年)の建立と考えられています。彩色は後年で、元禄頃と考えられています。 |
仏殿(背面)です。 |
仏殿です。 |
書院です。 |
書院の近く、 |
竹林です。上の画像の門をくぐったところから撮影しました。 |