【 八千代座 】

八千代座(やちよざ)は、明治43年に、山鹿の旦那衆と呼ばれる実業家たちによってつくられた芝居小屋です。
明治44年に「こけら落とし」が行われ、大正・昭和にかけて観客を楽しませてくれましたが、昭和に入るとテレビの普及などにより一時廃屋同然となってしまいました。
その後、復興運動が展開されその努力が実り、昭和63年に国指定重要文化財に指定され、以後全国にその名を知られることになりました。
公演以外の日は、見学することも可能です。
<パンフレットなどから>

(2010年8月19日訪問)
車をコイン駐車場に入れて、八千代座に向かいます。
ここで振り返った方向が下の画像です。
8:42頃、八千代座方向です。
八千代座に向かう途中、右側にありました。
八千代座です。
八千代座の案内板。
8:44頃、内部の見学は9:00からということなので、待つことにします。
正面です。
別角度です。
9:01頃、中に入れてもらいます。
中に入りました。
花道と桝席(平土間)です。
画像左端に写っているのは、八千代座のイメージキャラクター「チヨマツ」です。
別角度です。
上手桟敷席方向です。
舞台です。
舞台上で上を見上げました。
丸竹を縄で格子状に組んだ「ぶどう棚」と呼ばれる施設で、幕を吊ったり、芝居ではこの上から雪や花吹雪などを散らします。
舞台の上。
2つ上の画像でも分かりますが、回り舞台になっています。
舞台の上から桝席・花道方向です。
大部屋の楽屋です。
舞台の下(奈落)に下りていきます。
奈落は舞台や花道の床下の総称です。
回り舞台を回す中心です。
回り舞台に設けられた、迫り上げ(せりあげ)装置です。
2本の棒を持って、人力で動かします。
回り舞台を回すための、レールと車輪(ドイツのクルップ社製)です。
回り舞台自体、画像右側に写っている垂直な丸太(4箇所に取り付けられています)を人力で押して回します。
ここは花道の直下です。
「すっぽん」とは、劇場の花道に、舞台下の奈落から、役者が登場してくるために設けられた舞台装置のことです。
迫り上げ(せりあげ)と同じような装置です。
2階席から見た1階です。
別角度です。
シャンデリアは、第二次世界大戦中に供出させられましたが、それを復元したものだそうです。
2階から見た、下手桟敷席(1階と2階)方向です。
天井広告画です。
上の画像、シャンデリアの向こう側に写っている画をズームで写しました。
現在も営業しているお店だそうです。
こちらも、現在も営業しているお店だそうです。
2階上手桟敷席(から見た1階)です。
少し舞台側に寄って写しました。
平成こけら落としの際の「奉納額(ほうのうがく)」です。
明治44年の開業式の奉納額です。

PAGE TOP