【 萬福寺(まんぷくじ) 】

宇治の萬福寺(まんぷくじ)は、日本三禅宗(臨在・曹洞・黄檗)の一つ、黄檗宗の大本山です。
1654年に中国福建省から渡来した隠元禅師が、後水尾法皇や徳川四代将軍家綱の尊崇を経て1661年に開創した寺です。

黄檗宗では、儀式作法は明代に制定された仏教儀礼で行なわれ、お経は黄檗唐音で発音し、中国明代そのままの法式梵唄を継承しています。
建造物は、中国の明朝様式を取り入れた伽藍配置です。創建当初の姿そのままを今日に伝える寺院は、日本では他に例がなく、代表的な禅宗伽藍建築群として、主要建物23棟、回廊などが国の重要文化財に指定されています。(寺のパンフレットから)

(2008年1月14日訪問)

萬福寺総門。

境内案内図。

萬福寺の三門。

三門から天王殿の眺め。

天王殿(てんのうでん)
寺の玄関として設けられています。中国では一般的な建て方で、布袋尊(弥勒菩薩の化身とされています)・韋駄天像・四天王を祀っている。(パンフレットから)

天王殿の布袋尊。なんだかちょっと不気味・・・・(失礼)。

天王殿に向かって、右方向の回廊。

天王殿に向かって、左方向の回廊。

天王殿の後ろから、大雄宝殿(だいおうほうでん)の画像。
大雄宝殿は、萬福寺の本堂であり、最大の伽藍。日本では唯一最大のチーク材を使った建造物です。本尊は釈迦牟尼仏で、両脇侍は迦葉・阿難の二尊者です。

開版(かいばん)
斎堂前にある魚板で木魚の原型となっているものです。時を報ずるために今も使われています。

東方丈付近から回廊。

本堂(大雄宝殿)の中も、一般の寺院とは違っています。

大雄宝殿の後ろから法堂の画像。

各地の末寺の札が下がっていました。新潟県には2寺あるんですね・・・・。

西方丈付近から回廊の画像。

寿塔。

開山堂。



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