【 豊受大神宮(外宮) 】

伊勢神宮の正式名称は「神宮」といい、宇治の五十鈴川の川上にある皇大神宮(内宮)と、山田原にある豊受大神宮(げくう)の両大神宮を中心として、14の別宮(べつぐう)、43の摂社(せっしゃ)、24の末社(まっしゃ)、42の所管社(しょかんしゃ)があります。「神宮」はこれら125の宮社の総称でもある。

豊受大神宮(とようけだいじんぐう)は、天照大神の食事を司る神である豊受大神(とようけおおみかみ)を祀っている。
内宮創建から500年後に山田原に迎えられた。衣食住を始めとしてあらゆる産業の守り神だそうです。
(2005年10月9日訪問)

外宮 北御門参道の火除橋。
北御門鳥居
外宮と内宮の規模はほとんど同じで、正殿を中心にして、瑞垣(みずがき)・内玉垣(うちたまがき)・外玉垣(とのたまがき)・板垣(いたがき)の4重の垣がめぐらされています。
画像に写っているのは一番外の板垣です。
参拝者が立ち入ることが出来るのは、鳥居のむこうにある外玉垣南御門の前まで。
板垣の向こうに正殿の屋根が見えました、ズームで写してみます。
正殿も唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)の様式、屋根は萱葺で、太い棟持柱が両妻を支えています。
その棟には鰹木が9本列び、千木(ちぎ)の先は垂直に切られていて、これを外削(そとそぎ)といいます。
外宮の他の宮の鰹木は9本ではないものの、7本だったり5本だったり、奇数でした。
(内宮は10本の鰹木、千木の先は水平に切られている)
伊勢神宮では、20年ごとに正殿(しょうでん)を始め垣内(かきうち)の建物全てを新造する。
次回は平成25年に第62回の式年遷宮が行われる予定である。
現在の正殿の西側にある新御敷地(しんみしきち)
新御敷地(しんみしきち)、ズーム。
上の画像を写した場所から正殿方向、正殿の板垣。

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