仙台市若林区にある遠見塚古墳(国指定史跡)です。
指定年月日昭和43年11月8日(昭和55年3月14日追加指定)
仙台平野の真ん中、南小泉遺跡(弥生・古墳時代の集落跡)の中に造られた全長110mの前方後円墳で、東北地方では第3位の規模をもっている。
古墳の形式、構造、出土遺物から見て、4世紀末〜5世紀初め頃の墳墓と考えられ、東北では2番目に古いものである。被葬者は当時、すでに強力な政治・経済力をもち、畿内との関係を保ちながら、広く仙台平野の王として君臨していたことを示す遺跡である。
(現地にあった案内板から)
2008年6月14日訪問
遠見塚古墳は国道4号(仙台バイパス)沿いにあります。歩道橋の上から写した古墳です。 国道向こう側は一関市方向。 |
復原工事を行なった当時の航空写真(案内板に掲示してあった) 昭和50〜57年度に行なわれた調査成果に基づいて、昭和50〜61年度にわたって古墳の復原・保護を目的として整備工事を行なった。全長110m、後円部直径63mの形を整え、全体を保護するため約50cmの土砂で覆い、周湟部は白色の細石で表現した。(案内板から) この写真には、上の画像を写した歩道橋も写っています。 |
古墳方向に歩いてみます。 上の画像に使わせてもらった案内板はこの画像に写っています。 |
画像右側が「前方」左側が「後円」部分です。 案内板に書いてあった「周湟部は白色の細石で表現した。」という部分も草に覆われてしまっています。 |
後円部分。 |
後円部分の頂上部から、国道4号の歩道橋方向。 |