村上市にある、日本最初の鮭の博物館「イヨボヤ会館」を訪問しました。
村上地方では古くから鮭を「イヨボヤ」と呼んで来ました。
和名抄(わみょうしょう)という本に「魚という漢字はウヲのことだが、俗にイオとも呼んでいる。」と解説されています。
「イオ」とは魚のことですが、村上地方では「イオ」から転訛して「イヨ」と言います。「ボヤ」とは村上で幼児が使う方言で、広く魚をさす言葉です。村上では魚(イヨ)といえば鮭で、イヨボヤは「鮭魚」の意で、鮭だけに使われている方言です。
<パンフレットから>
(2009年6月7日訪問)
11:04頃、イヨボヤ会館に到着しました。 |
エントランス |
付近です。 |
鮭のミニふ化場です。 時期的に鮭の稚魚はいないので、ヤマメの稚魚が泳いでいました。 |
生態観察室です。 |
種類は確認しませんでしたが、稚魚が |
沢山泳いでいました。 |
この先が「三面川(みおもてがわ)鮭観察自然館」です。 |
三面川鮭観察自然館です。 |
イヨボヤ会館と鮭観察自然館の位置関係図です。 |
鮭観察自然館は、三面川の分流(種川:たねかわ)を遡上してくる鮭の群れを直接ガラス越しに観察できるものです。 |
この鮭観察自然館は、全長50m、幅8mあまりの地下室になっています。<案内板から> |
種川の流れがガラス越しに |
観察 |
できます。 |
鮭漁の道具や |
舟などが展示されているスペースです。 |
番小屋 三面川(みおもてがわ)では、昔から鮭が安心して産卵できる「種川(たねかわ)」をもうけ、その保護増殖に力を入れてきました。 この番小屋は鮭の漁期中、種川で密漁や設備の破壊を監視するために建てられたもので、大正時代には十数か所あったといわれています。構造は、丸太で骨を組み外部をワラで葺いた簡単なもので、内部は畳2〜3畳の広さでした。各番小屋には2人の番人が昼夜詰めきりで番をしていました。<案内板から> |
当時の番小屋の写真<案内板から> |
鮭の仲間を |
紹介したコーナーです。 |
イヨボヤ会館の隣にあった食堂で、いくら丼を食べました。 |