【 燕三条 工場(こうば)の祭典 】

「燕三条 工場(こうば)の祭典」に出かけました。
昨年1回目が開催され、今回が2回目だそうです。

金属加工の産地である新潟県燕三条地域にあるさまざまな工場(今年は59社)を訪れて、ものづくりを見学・体感できるイベントで、今年は10月2日から5日までの4日間にわたって開催されました。

訪問したのは10月5日で、時田工場(へら絞り)、武田金型製作所(金型製作)、玉川堂(鍛金)、白井産業(鋸製造)、諏訪田製作所(爪切り等製造)の5社を見学させてもらいました。


(2014年10月5日訪問)


へら絞りの時田工場(ときたこうじょう)です。

工場に着いた時には作業が始まっていました。
窓の外から写させてもらっています。

動画です。

もう少しで完成のようです。
この後、

屋内に移動して、
 

反対側を見せてもらいました。

動画です。

こちらは、小物を絞るための機械です。
手前が2つ下の画像に写っている機械で、向こう側が5つ下の動画に映っている機械です。

昔ながらの、平ベルトで駆動しています。

急須の蓋を加工しているのだそうです。

急須の蓋は縁の部分もあるので、納得できるところですが、数回に分けて絞るのだそうです。
 

動画です。

窓の外から映させてもらいました。
表面の加工(小さな凹凸を付けていました)からすると、手鍋か何かになるのではないかと想像しながら見ていました。

(上の動画の)加工の終盤で表面に凹凸をつけるのに使った道具です。

屋内側から写しました。

入口にあったものです。
プレスで左の湯のみ状に加工されたものを、当工場では委託されて2・3番目のように絞るのだそうです。
それに注ぎ口や持ち手、足などが付けられ、メッキされて、最終的には右のような製品になるのだそうです。

武田金型製作所(たけだかながたせいさくしょ)に来ました。
 

マシニングセンターです。

高速型のマシニングセンターです。

NCフライス盤です。

製作した金型の試しプレスをするプレス機です。

玉川堂(ぎょくせんどう)に来ました。

正面から写しました。
 

建物は文化財だそうです。

上の画像を写した付近から、入口方向です。
この画像の奥方向に進むと次の画像で、

この先に作業場があります。

当日は「ぐい呑み製作体験」が行われていました。
右下の方が、

職人さんです。

焼き鈍しをするための炉だそうです。
 

左端の銅板から、急須の本体が出来上がっていく様子が、展示してありました。

製品の表面に色を付けるための作業をする場所だそうです。

白井産業(しらいさんぎょう)です。

入口を入ったところです。

(目立てをする前の)鋸の平面を研磨する機械です。

目立てをする機械です。
 

上目(第3の歯)を付ける機械です。

アサリ出し(鋸の歯を左右に交互に振り分けること)の機械です。

アサリ出し機、動画です。

諏訪田製作所(すわだせいさくしょ)です。

上の画像の入口を入ったところ、この廊下がギャラリーになっていて製品などが陳列してあります。
この先に進むと次の画像です。

本社工場入口です。

入口を入ったところです。爪切りを作っています。
奥側から作業が進んで、手前側は最終工程のようなので、先ずは奥に進みます。

上の画像の通路を奥に進んで、左に入ったところで、型鍛造(プレス型を使った鍛造)の工程を行っています。
熱した直径20ミリ位の丸棒をプレスしています。

上の画像のプレス機の背面側にはもう一台のプレス機が配置されていて、上の画像のプレス機でプレスしたものをもう一度プレスします。
すると、下の画像のように、ニッパー型の爪切りの片方が成形されます。

ギャラリーに陳列されていたものです。

鍛造工程の作業場から出て、4つ上の画像と反対側から、通路を写しています。
 

研磨・研削工程です。

刃を付ける工程です。

合刃調整(あいば)工程は、左右の刃先がピタリと合うように、ヤスリを使って調整するのだそうです。

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