【 福地ダム 】

福地ダム(ふくじダム)は東村にあり、二級河川・福地川本流に建設された高さ91.7mのロックフィルダムで、沖縄県最大のダムです。
米国の沖縄占領時に計画・起工され、沖縄の本土復帰に伴い建設途中で日本国政府へ引き継がれ、19744年(昭和49年)に完成しました。

ダム本体左岸に下流洪水吐が、ダム本体から東に約6キロメートル離れた位置に上流洪水吐があります。
日本のダムで、ダム上流部に洪水吐が設けられている点は、福地ダムの特徴的なところです。
また上流洪水吐が、洪水発生時にはダム湖の水を直接太平洋へ放流する構造になっているのも特徴的です。
幅7.0m、高さ5.0m、長さ30mのサイフォン6門が並列に設置されていて、その先に続く長さ150mの緩やかな水路と長さ48mの急傾斜水路を経て太平洋に至ります。
サイフォン式洪水吐きとしては日本最大の規模です。

<案内板から>

(2010年5月16日訪問)
 
12:13頃、県道70号線に掛けられた「大泊橋」です。
向こう側が国頭村方向、画像右方向が太平洋側です。
大泊橋の上から、上流洪水吐サイフォン部です。
断面図です。
<案内板から>
別角度です。
橋の下を通る放水路(まだ緩やかな水路)です。
太平洋へ続く放水路で、この先が急傾斜放水路になっているようです。
太平洋側から見た急傾斜水路です。
<案内板の写真>
別角度で、放水路です。
大泊橋と放水路です。
上の画像の右方向です。
場所を移動しました。今までは橋の付近でしたが、今はこの案内図の「現在地」にいます。
現在地にあった案内図です。
下3枚の画像は、この場所で写しました。
12:23頃、ダム湖は、福上湖(ふくがみこ)と呼ばれています。
この画像の右側が下の画像です。
サイフォン部です。
この画像の右側が下の画像です。
放水路方向と大泊橋です。
12:54頃、場所を移動しました。
ダム本体付近にある石碑です。
左岸下流側からダム本体です。
ダム湖側からダム本体です。
北部5ダムは、調整水路トンネルによりつながれています。
これは、各ダムからなるべく水があふれないよう効率的な貯水を行うためです。
5ダムの水は最終的に、最も貯水量の大きい福地ダムに集められます。
こうして集められた水は沖縄各地へ送水され、都市用水の半分ちかくをまかなっています。
<案内板から>
下流洪水吐です。
これは下流側から見て、ダム本体の右方向、少し離れたところにあります。
下流洪水吐の断面図です。
ダムの天端は道路になっています。

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