【 日吉大社(ひよしたいしゃ) 】

大津市坂本にある日吉大社(ひよしたいしゃ、かつては「ひえたいしゃ」)は、俗に山王権現ともいわれ、日本全国に約2000社ある日吉・日枝・山王神社の総本宮です。旧社格は官幣大社で、中世には二十二社の下八社のひとつとされました。
西本宮に大己貴神(大国主神)、東本宮に大山咋神(おおやまくいのかみ)を祀っています。
2つの本宮と5つの摂社(牛尾宮、樹下宮、三宮宮、宇佐宮、白山宮) は日吉七社・山王七社と呼ばれています。
<パンフレットから>

(2009年11月22日訪問)
 
鳥居です。
二宮橋(にのみやばし)は東本宮へ向かう参道の、大宮川にかかる花崗岩製の石造りの反橋(そりはし)ですが、木造橋の形式によって造られています。
川の中に12本の円柱の橋脚をたて、その上に三列の桁をおき桁上に継ぎ材をならべ橋板を渡し、両側に高欄(こうらん)をつけています。
上流に掛かる大宮橋とほぼ同規模で、幅5.0m、長さ13.9mですが、構造はより簡単で、橋脚の貫もなく、高欄も板石と擬宝珠付親柱で構成されています。
日吉三橋の一つとして、国の重要文化財に指定されています。<案内板から>
9:12頃、東本宮への参道です。
東本宮の楼門です。
東本宮楼門から参道方向です。
楼門の下から写した東本宮の拝殿(正面)と、樹下宮(画像左)と、樹下宮拝殿(画像右)です。
東本宮の拝殿
東本宮本殿は桁行5間、梁間3間の日吉造(ひえづくり)、桧皮葺の建物です。
日吉造りは、一名を聖帝造(しょうたいづくり)とも言い、3間・2間の身舎(もや)の前面、両側面の三方に庇がめぐらされた形をし、側面・背面が特徴のあるものとなっています。この様式は全国でも日吉大社にのみ現存している形で、貴重なものです。
文禄4年(1595)の建立で、昭和36年(1961)4月に国宝に指定されています。<案内板から>
東本宮の背面です。
摂社 樹下神社(じゅげじんじゃ)本殿です。
三間社流造(さんげんしゃながれづくり)、桧皮葺の建物で、後方3間・2間が身舎(もや)、その前方1間通しの庇が前室となっています。国の重要文化財です。<案内板から>
樹下神社(じゅげじんじゃ)拝殿も重要文化財です。
文禄4年(1595)に建てられたもので、桁行3間、梁間3間、一重、入母屋造、妻入り、桧皮葺の建物です。
<案内板から>
日吉三橋の一つ、大宮橋です。
二宮橋(にのみやばし)と同じく花崗岩製の石造りの反橋(そりはし)ですが、木造橋の形式をそのまま用いています。
幅5.0m、長さ13.9mで、川の中に12本の円柱の橋脚をたて、貫でつなぎ、その上に三列の桁をおき、桁上に継ぎ材をならべ橋板を渡しています。
両側に格座間(こうざま)を彫りぬいた高欄(こうらん)をつけるなど、日吉三橋のうちでは最も手が込んでいます。
日吉三橋の一つとして、国の重要文化財に指定されています。<案内板から>
ズームです。
走井橋(はしりいばし)は、大宮橋のすぐ下流にかかる、お祓いをするための石造反橋です。
日吉三橋の中で最も簡素な構造で幅4.6m、長さ13.8mです。
日吉三橋の一つとして、国の重要文化財に指定されています。<案内板から>
大宮橋方向から、山王鳥居方向です。
山王鳥居(さんのうとりい)です。
別角度で山王鳥居(さんのうとりい)です。
西本宮の楼門です。
楼門の軒下4隅には木造の猿があります。
西本宮拝殿も重要文化財です。
他の拝殿と同じく方三間(桁行3間・梁間3間)、一重、入母屋造、桧皮葺、妻入りの建物です。
西本宮拝殿と本殿です。
西本宮の楼門、内側です。
西本宮本殿は天正14年(1586)の建立です。
東本宮と同じく桁行5間、梁間3間の日吉造(ひえづくり)、桧皮葺の建物です。
正面から見ると入母屋造に見えるが、背面中央の庇(ひさし)部分の軒を切り上げ、この部分が垂直に断ち切られたような形態(縋破風)になっているのが特色です。
<案内板から>
西本宮の背面です。
摂社 宇佐本宮(うさほんぐう)本殿も重要文化財です。
慶長3年(1598)に建てられたもので、桁行5間、梁間3間の日吉造(ひえづくり)、桧皮葺の建物です。
宇佐本宮(うさほんぐう)拝殿も重要文化財です。
本殿と同じく慶長3年(1598)に建てられたもので、他の拝殿と同じく方三間(桁行3間・梁間3間)、一重、入母屋造、桧皮葺、妻入りの建物です。
摂社 白山姫神社(しらやまひめじんじゃ)本殿です。
この本殿も樹下神社本殿と同じく三間社流造(さんげんしゃながれづくり)、桧皮葺の建物で、後方3間・2間が身舎(もや)、その前方1間通しの庇が前室となっています。国の重要文化財です。<案内板から>
白山姫神社拝殿です。
本殿と同じく慶長3年(1598)に建てられたもので、他の拝殿と同じく方三間(桁行3間・梁間3間)、一重、入母屋造、桧皮葺、妻入りの建物です。重要文化財です。
地蔵堂がありました。
山王神輿を公開していました。
白山宮の神輿
宇佐宮の神輿
東本宮の神輿
西本宮の神輿
樹下宮の神輿
八王子宮(牛尾宮)の神輿
三宮の神輿
この石段を上って約1Kmの所に三宮宮と牛尾宮(八王子宮)があるそうです。
画像左の祠は三宮宮遥拝所です。石段の反対側(向かって右側)には牛尾宮遥拝所があります。

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