【 久能山 】


久能山は日本平と共に海底の隆起によって出来たもので、長い年月の浸食作用等のため堅い部分だけが残り、現在のように孤立した山になったのだそうです。
推古天皇のころ久能忠仁が久能寺を建立し、それが久能山の由来になっているそうですが、永禄11年(1568)駿府へ進出した武田信玄は、久能寺を清水市(現在の鉄舟寺)に移し、この地に久能城を築きました。
その後、武田氏の滅亡とともに徳川氏の領有するところとなり、晩年を駿府で過ごした徳川家康は遺言によりこの地に埋葬され(後に改葬され日光の日光東照宮に移された)ました。

久能山には、駿河湾沿いを走る国道150号側から石段で登る方法と、日本平山頂からロープウェイで渡る方法があります。
今回はロープウェイを使いました。(2007年11月12日訪問)
 
日本平のロープウェイのりば。
ロープウェイの先に久能山と駿河湾。
ロープウェイのゴンドラも、葵の紋が入っていたりで、江戸っぽいデザインでした。
ロープウェイ久能山駅を降りてから先ず一ノ門へ行き、それから東照宮へ向かいました。
駿河湾側から登る石段は、ここに通じている。
石段を登りきった所にある一ノ門。
一ノ門を背にして、石段と駿河湾(伊豆市方向)。
上の画像を写したのと同じ場所から、駿河湾(焼津市方向)。
一ノ門を入ったところにある「門衛所」。
江戸時代、久能山の門を守る与力がいた番所で、ここで登拝者を制限した。
老朽化のため、復元解体修理をして保存したもので、この種の建物は全国でも少ない。
(案内板から)
勘介井戸
井戸には蓋が閉めてあり、その上にはこのようなものが・・・。
やはり、そうでした。100円を入れると井戸の中を照らしてくれるのね^^;)。


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