高野山の壇上伽藍です。
壇上伽藍は、高野山開創当時に先ずこの地に諸堂が建立された地だそうで、奥の院と共に壇上伽藍は高野山の二大聖地とも言える場所です。
ここには、根本大塔、東塔、西塔他、諸堂が集まり建立されています。そのうちの不動堂は国宝です。
(2005年10月9日訪問)
東塔 白河上皇の発願により1127年に建立。 天保14年(1843)の大火で焼失、昭和59年に再建。 |
三昧堂 1816年再建。 |
愛染堂 1334年、後醍醐天皇の発願により建立された。現在の建物は1848年のもの。 |
不動堂(国宝) 高野山の建造物の中で最古に属し、金剛三昧院の多宝塔と並び、高野山を代表する国宝の一つ。 1198年行勝上人が一心院谷に創建。昭和43年に現在地に移され、平成の大修理で解体修理が行われた。 |
不動堂(別角度) |
雨に煙る、不動堂。(この画像は8日撮影) |
三鈷の松(さんこのまつ) 空海が中国の明州から投げた三鈷杵(さんこしょ)が、この松の枝に掛かっていたと伝えられている。 |
御影堂 秘仏の弘法大師像(肖像画)などを安置していて、内部は通常非公開だが、旧3月21日の大師旧正御影供には内部が公開される。。 正面15×奥行き10mの宝形造り、桧皮葺。 現在の建物は1847年の再建。 |
西塔 現在は西塔と呼ばれ東塔と対をなすような配置になっている。しかし、当初は根本大塔と対をなす塔として建立されたものである。そのことは塔の規模に注目するとうなずける。 西塔の規模は、東塔よりも根本大塔に対比できるものである。 |
西塔(別角度) 887年、光孝天皇の勅命により建立、現在の建物は1834年の再建。 |
西塔付近から根本大塔方向。 |
御社(明神社) |
山王院 御社の拝殿で藤原時代に建立され、1845年の再建。 |
荒川経蔵 |
根本大塔 弘法大師は高野山開創後、この大塔を真言密教の象徴として建立したので、根本大塔と呼ばれています。 再三、落雷等の火災にあい現在の大塔は、昭和12年に再建された鉄筋コンクリート製で高さ48.5mです。 |
金堂 たびたび火災にあい、現在の金堂は7度目の再建(昭和9年)だそうです。 |