長門市仙崎は、金子みすず(本名:テル)が生まれ育った町です。
現在は青海大橋で結ばれている青海島にも渡ってみました。
(2005年2月12日訪問)
長門市の仙崎駅舎。 |
仙崎駅は山陰本線長門市駅から分岐した一駅区間(これも山陰本線です)の終点駅。 周辺の漁港から水揚げされた水産物を運搬するために作られたものなんだろうか・・・・。 |
金子みすず記念館の前。 「大漁」 朝やけ小やけだ大漁だ 大ばいわしの大漁だ。 浜は祭りのようだけど 海の中では何万の いわしの弔いするだろう。 (金子みすず童謡集「わたしと小鳥とすずと」から) |
金子みすず記念館。まだ、開館時間前でした。 「わたしと小鳥とすずと」 わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、とべる小鳥はわたしのように、 地面をはやくははしれない。 わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、あの鳴るすずはわたしのようにたくさんなうたは知らないよ。 すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい。 (金子みすず童謡集「わたしと小鳥とすずと」から) |
上の画像の建物の右隣。 金子みすずが子供の頃、両親が営んでいた「金子文英堂」を実家跡に再現したもの。 |
仙崎は漁師町として栄えただけでなく、鯨捕りの基地として有名な土地だったそうです。 青海島の東端にある鯨資料館まできました。 |
資料館のそばにあったモリ。 |
資料館の山手にある「鯨墓」。 「鯨法会(くじらほうえ)」 鯨法会は春のくれ、海にとびうおとれるころ。 浜のお寺で鳴る鐘が、ゆれて水面(みのも)をわたるとき、 村の漁師が羽織り着て、浜のお寺へ いそぐとき、 沖で鯨の子がひとり、その鳴る鐘を ききながら、 死んだ父さま、母さまを、こいし、こいしとないてます。 海のおもてを、鐘の音は、海のどこまで、ひびくやら。 (金子みすず童謡集「明るいほうへ」から) |
仙崎漁協鯛養殖場内にある海上レストラン紫津浦。 |
鯛養殖場、エサをまくと鯛が沢山よってくる。 |