【 忍野八海(おしのはっかい) 】

忍野八海(おしのはっかい)は山梨県忍野村にある湧泉群で、 富士山の雪解け水が長い長い歳月をかけて濾過され、湧水となって8箇所の池を作っています。
国指定の天然記念物、名水百選に指定されています。
池は、出口池(でぐちいけ)、御釜池(おかまいけ)、底抜池(そこぬけいけ)、銚子池(ちょうしいけ)、湧池(わくいけ)、濁池(にごりいけ)、鏡池(かがみいけ)、菖蒲池(しょうぶいけ)の8つです。
当日は

(2009年7月20日訪問)

 
案内図です。
湧池の近く、ここにも湧き出ています。
湧池(わくいけ)です。
八海中最大の湧水量です。水深は池底で約4mですが、珪藻土層でなる水中洞窟は奥に続き約7mです 。
面積:152u、湧出量:毎秒2.2立方メートル、年平均水温:13度、水素イオン濃度7.1
 <案内版から>
湧池(わくいけ)です。
湧池(わくいけ)です。
この池は、一番上の案内図には載っていないように思います。
湧池・鏡池・濁池の間の、濁池側にあります。
鏡池(かがみいけ)です。
不規則な長方形の小池で、湧出量はきわめてわずかです。水は常に濁っているが、風のないときは富士山がはっきりと映るためこの名が付けられました。
面積:144u、湧出量:月によって消長あり、年平均水温:11.5度、水素イオン濃度5.8
 <案内版から>
上の画像上部に写っているそば屋で、腹ごしらえしました。
安価(300円くらいだったと・・・)なのですが、美味しかったです。
濁池(にごりいけ)です。池から続く流れ(画像上部)は阿原川の流れです。
川床に一区画をもった、ほぼだ円の形の小池で、池としての景観をようやくとどめる程度です。
部分的に濁っているが、少量をくみとるときれいです。
面積:34u、湧出量:毎秒0.041立方メートル、年平均水温:12度、水素イオン濃度6.5
 <案内版から>
濁池から水車小屋方向です。
銚子池(ちょうしいけ)です。
直径約9m、深度約3m、南から東へ曲り、さらに南へ向かって小川に流出する池で、形状は長柄の銚子に似ている。池底における湧水状態は間欠的であって、一時砂をあげて湧き、しばらく休み、また湧く。
面積:79u、湧出量:毎秒0.02立方メートル、年平均水温:13.5度、水素イオン濃度7.2
 <案内版から>
阿原川(向こう側が下流方向)です。左から流れ込んでいるのは銚子池(ちょうしいけ)の水です。
ファナック通りの「大橋」の上流側から、新名庄川上流方向です。
写っている橋は八海1号橋で、案内図にあるようにその地点で新名庄川に阿原川が合流しています。
御釜池(おかまいけ)です。
釜中に熱湯が沸騰するように湧水するという形状からこの名が付けられたというが、他説では大蟇に関連する伝説と結びつけて大蟇池とも言います。
関東大震災以後、この池の湧出量が減少し、沸騰するように湧出しなくなりましたが、この池の西南約22.5mの田の中に同現象の湧水が見られるようになりました。この新しい湧口は直径約0.5m、深度約7.5mです。
面積:24u、湧出量:毎秒0.18立方メートル、年平均水温:13.5度、水素イオン濃度7.2 
<案内版から>
菖蒲池(しょうぶいけ)です。
西南から東北に向かって細長い沼状の池で、以前は現在よりも多くの菖蒲が生い茂り、香気が立ち込めていたといわれています。
面積:281u、湧出量:月によって消長あり、年平均水温:12度、水素イオン濃度6.2 <案内版から>
冠木門(かぶきもん)と呼ばれる門で、修験者の宿院などに使用されている門だそうです。
<案内板から>
忍草浅間神社(しぼくさせんげんじんじゃ)の鳥居です。
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を祀る、忍草浅間神社(しぼくさせんげんじんじゃ)です。
大同2年(807)の創建で、本殿に祀られる3神像(木花開耶姫・鷹飼・犬飼座像)は県内最古といわれています。
<案内板から>
木造男神座像
伝犬飼(いぬかい)
木造男神座像
伝鷹飼(たかがい)
木造女神座像
伝木花開耶姫(このはなのさくやひめ)
本殿に祀られているという像です。<案内板にあった画像>


PAGE TOP