信濃川水系にある水力発電施設を紹介しています。


【 取水許可取消しの翌日 】

数年間にわたって違法な取水を繰り返し、嘘の報告をしていたJR東日本は、平成21年3月10日に取水許可を取り消されました。
この発電所の工事に当たっては、およそ150名の犠牲があったそうですね。
山本山調整池のほとりに、国鉄が建てた慰霊碑がありますが、そのことがそこに刻まれています。
そのような施設なのに、儲けのために台無しにしてしまったと言われても仕方ないでしょうね。

翌日11日にそれらの施設を訪れてみました。
ここでは宮中ダム・取水口をご案内します。

 


16:34頃、信濃川左岸から宮中ダム(画像上部)、宮中取水口(画像上部左側)、新宮中取水口(画像下部)です。



ズームで宮中取水口を写しました。



21:49頃、宮中取水口の所に来ました。



上の画像の左端に写っている水門と、その先は沈砂池です。



16:29頃、新宮中取水口の沈砂池です。
写っている水門は「新山本山トンネルに通じる水路トンネル」へ水を流しこくためのものですが、今日は閉じていますね。



水が、信濃川から上の画像の沈砂池へ流れ込む部分です。画像上部方向が信濃川です。
少しですが流れがありました。
ダムを完全に開放していないので、水圧がかかって、水は少しずつ下流方向(新山本山調整池)へ流れているんでしょうね。



宮中ダムの天端は道路になっています。
そこから見た新宮中取水口(画像中央部分)です。



こちらは、宮中取水口です。



道路の上から写しました。ダムの水門が少し開けられていて、水がすごい勢いで流れ出しています。



こちらは、上の画像の流れの続きで、道路の反対側(下流側)の流れを写したもの。



道路上から写したダムの下流方向の画像です。


16:54頃、信濃川右岸側、ダムの下流側です。水門は3つ開けられています。


ズームです、すごい勢い!。


更にズーム。


17:01頃、信濃川左岸、ダムの下流側から、宮中ダム方向の画像。


17:06頃、沈砂池の終端部です。
沈砂池の終端部に6つの水門があり、そのこちら側に赤い水門が2つあります。
向こう側が上流方向で、この水門のこちら側が水路トンネルです。

2つの水門のうち1つが上がっていて、閉まっている水門の上部に水しぶきが2つ写っています。終端部の水門は下げていますが、うまく下がりきらずに隙間が出来ているなどのためかと想像します。

そのように流れ出た水を、下流(浅河原調整池方向)に流さないと溢れてしまうので、水門を開けているんでしょうね。

実際、この画像を写した翌日に浅河原調整池の傍を通ったら、昨日より調整池の水位が上がっていました。



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