信濃川水系にある水力発電施設を紹介しています。


【 信濃川発電所の恩恵 】

2009年11月1日に開催された「千手発電所の一般公開」を見学した。
そこに展示されていたパネルをみると、今までおぼろげに「そうなんだろうな」と思っていたことを確認できた。

信濃川発電所を作ることによって失われた農業用水の水利権を補償するための措置などがとられている。
どこまでが失われた利益の補償で、どこまでが地域への配慮なのだろうか?。
流雪溝用水と灌漑用水について、知ることができた。
私が住んでいる地域はその恩恵を受けていはいないが、信濃川発電所の恩恵を受けている地域は少なくないようだ。

流雪溝(りゅうせつこう)用水
信濃川発電所の設備の一部は、十日町市街地の約170haの範囲に流雪溝用水を送るために使用されています。
千手発電所放水路から揚水ポンプ施設によってくみ上げられた水は、妻有大橋に添架された送水管により信濃川を横断し、十日町駅前にある中継ポンプ施設を経由して
流雪溝用水として配水されています。
また、山本山調整池から小千谷市内(約115ha)の流雪溝用水が配水されています。

灌漑用水
信濃川発電所の設備の一部は21地区、約1,040ha(東京ドーム約222個分)の範囲に灌漑用水を送るために使用されています。

<案内板から>

 


十日町流雪溝用水の配管ルート。



揚水ポンプ施設
千手発電所放水路からくみ上げられた水を十日町駅まで送り出します。



送水管
妻有大橋に添架された送水管で信濃川右岸へと送られます。



彫刻プロムナード
遊歩道沿いに送水管が埋められています。



十日町市中継ポンプ場
駅前にあるポンプ場から市街地へと水が供給されます。



灌漑用水の供給範囲を示したパネルです。
信濃川発電所の設備の一部は21地区、約1,040ha(東京ドーム約222個分)の範囲に灌漑用水を送るために使用されています。
文字が見えるように、この画像を4枚に分けて下に再掲します。



左上部分



右上部分



左下部分



右下部分



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