信濃川水系にある水力発電施設を紹介しています。
小千谷発電所建設に要する資材運搬・保守線として小千谷駅から発電所まで2.8Km(途中、信濃川橋梁で信濃川を横断)の鉄道が敷設(軌間は本線と同じ1067ミリ)してあった。
いつまで使われていたのかわからないが、鉄橋は1980年頃まではあったように思う。その鉄橋がいつ撤去されたかは確認していない。
今回その跡を訪ねてみたが、当時を偲ばせるものが僅かに残っているだけであった。(2003年5月)
当時の鉄橋があったところには新しい橋が建設されている。 この画像は、信濃川右岸から発電所方面を写したものである。(2003年5月) |
右岸の取り付け道路から見えている、アスファルト舗装の道路が専用線のルートだった。 近くで農作業をしていた人(お二人に聞きました)に伺った。 |
上の写真の「車が並んでいるあたり」から建設中の橋と発電所方面を望む。 この道路のところを専用線が通っていたが、橋の工事用道路として舗装されたらしい。 |
上の道路を発電所と反対側に進むとこの景色です。 先に見える木立の所が専用線跡、近づいてみると・・・、下の画像です。 |
雑木が茂っていますが、少し土が盛ってあるよう見えるでしょう。それが、専用線跡です。 そこに行ってみましょう。 |
もちろん線路はありませんし、バラストも無く、雑草が茂っているだけ。 もしかしたら、専用線跡ではないのかも・・・。 |
そんな心細い思いの中で歩いている時、枕木を発見しました!。 やはりここは専用線跡だったんですね。 |
<画像A> 盛土部分は約20mほど残っていましたが、その先は埋め立てられているようでした。 |
上の画像の場所から盛土部分を写してみました。 この画像が一番専用線跡らしいでしょう!。 |
<画像B> 画像Aから、さらに小千谷駅に続いたであろう所を写した。 雑草が茂ったかなり広い土地が残っている。 コンクリートの境界標識がいくつもあったが、そういったことから想像すると、このあたりは国鉄の所有地であった のだろう。 向こうに見える建物に近づいてみると・・・。 |
今は使われたいない建物には「トッキーのおぢやストア」の看板がある。 国鉄当時は「物資部」であった。 信濃川発電所を建設していた頃には、建設にかかわる人たちに日常生活用品を供給していたのだろう。 |
画像Bの荒地にあったコンクリート柱。 |
広大な荒地の端にあった、今は使われていない建物。 門に埋め込まれたプレートは、「信濃川クラブ」である。 これは・・・?。 |