信濃川水系にある水力発電施設を紹介しています。
この施設は中津川にある東京電力の「切明発電所」です。
切明発電所近くにあった案内図。点線で示されたのは水路トンネルであろう。 発電所の上流500mにある「中津川取水ダム」と、さらにその上流7Kmにある「渋沢ダム」などからの水が切明発電所の水圧鉄管上部の水槽に集まってくるんだろう。 水圧鉄管を下った水はタービンを回し、雑魚川を渡り、沈砂水路(案内図では楕円で示されている)を通ってトンネルに入る。 沈砂水路には雑魚川取水口から取り入れられた水も流れ込んでいる。 つまり、高野山調整池には「切明発電所でタービンを回し終わった水」と「雑魚川取水口から取り入れられた水」が流れ込んでいくということになろう。 |
発電所の建物と排水鉄管。排水鉄管の下は雑魚川で、ここで中津川に流れ込む。 しかし「雑魚川取水口」で取水されているからだろう、流れる水は僅かである。 |
水圧鉄管は長い。 |
水圧鉄管上部。 |
雑魚川を渡る排水鉄管。 |
上の排水鉄管を発電所側から写した。むこうに見える柵の中が沈砂水路。 |