信濃川水系にある水力発電施設を紹介しています。
この施設は東京電力信濃川発電所の連絡暗渠です。
暗渠(あんきょ)とは「覆いをしたり地下に設けたりして、外から見えないようになっている水路」のことです。
西大滝取水口からの水路トンネルは山中にもぐっているのでしょうが、ここ新潟県津南町辰ノ口では「連絡暗渠」の覆いが姿を現します。
国道353号がその上を通っています。
西大滝側(上流方面)からの概観。道路は国道353号です。 国道と交差する部分が低くなっています。 断面で考えたとき、他のトンネル部は少しの勾配をもった直線でしょうが、この場所は沢の地形に沿ったU字形なんですね。 |
上の写真を撮った場所付近を撮影。 表面に石を敷きつめたようなコンクリート施設が2本下流側に向かって延びているが、その中を水が流れている。 暗渠ですね。 |
もう一度上の画像の辺りから下流側の画像。 ここに立つと、足元で水の流れる音がします。 |
上の写真の国道を越えた辺りから下流側の施設。 この下を水路(暗渠)が通っている。 調圧水槽のようなものが2つ確認できる。その右側に連続した施設は何だろう・・・、オーバーフローのため?。 |
右側の方に近づいてみました、迫力があります。 |
別角度。 2つの水槽とそれに連結する暗渠が良く分かりますね。 階段があります、登ってみましょう。 |
右側の水槽の中。階段を登ったところからカメラを差し入れて写してみました。 水が勢いよく渦巻いています。 ここからまた水路トンネルに入り信濃川発電所に向かう・・・。 |
上の写真を撮ったところから上流側を振り返ると、こんな景色。暗渠の状況がよくわかります。 |
上の写真の中ほどに見える水門。 |
沢にこういった施設があると、気になるのは沢水ですね。 ここの沢水は、暗渠の山側にあるこの場所から、普段は農業用水として取水され道路の下をくぐって流れているようです。(グリーンの柵方面ではない) 降水時に増水したときは、そのまま下流(グリーンの柵方面)に流れていくのでしょうが、その水路は暗渠の下を通っているようでした。 |