香取市香取にある「香取神宮(かとりじんぐう)」は、下総国一宮(しもうさのくにいちのみや)で式内社(しきないしゃ)、旧社格は官幣大社(かんぺいたいしゃ)です。日本全国に約400社ある香取神社の総本社だそうです。 祭神は経津主大神(ふつぬしのおおかみ)です。 経津主神(ふつぬしのかみ)は日本神話に登場する神ですが、日本書紀のみに登場し古事記には登場しません。 豊葦原中国(とよあしはらのなかつくに)の平定では武甕槌大神(たけみかづちのかみ)と共に出雲へ天降り、大国主と国譲りの交渉をしている神だそうです。 2008年11月24日訪問 |
JR東日本、成田線の香取駅は鹿島線の起点駅でもあります。 香取神宮とは直線距離で1.2Kmほど離れています。 |
みやげ物屋のあいだを歩いていくと、 |
大鳥居です。 |
大鳥居をくぐってから、振り向いて写しました。 |
大鳥居から続く参道を歩いて、 |
石の鳥居と総門です。 |
総門の下付近から右斜め方向に楼門があります。 |
楼門(重要文化財)は、元禄13年(1700)に本殿などと一緒に造営されました。<案内板から> |
楼門の拝殿側にあった狛犬です。 |
拝殿です。 |
拝殿内部です。 |
別角度で拝殿を写しました。 |
本殿(重要文化財)は、元禄13年(1700)に楼門などと一緒に造営されました。<案内板から> |
本殿の左後ろ側から写した、本殿と拝殿です。 |
摂社 鹿島新宮(祭紳:武甕槌神)です。 |
拝殿の(拝殿に向かって)左前付近にありました。 |
ご神木は樹齢千余年と言われていて、目通りは約7.4mだそうです。<案内板から> |
旧拝殿 元禄13年(1700)に本殿や楼門などと一緒に造営されました。昭和13年(1938)に現拝殿が新築された際に移築されました。<案内板から> |
参道の途中から分かれているこの道を通って、護国神社と要石(かなめいし)を見に行きます。 |
護国神社です。 |
別角度で、護国神社です。 |
護国神社から200mほど離れたところに、要石(かなめいし)があります。 |
要石(かなめいし)です。 古伝によればその昔、香取・鹿島の二柱の神は天照大神の命を受け、葦原の中つ国(あしはらのなかつくに)を平定して香取ケ浦付近に至りました。 しかし、この地方はなおただよえる国であり、地震が頻発し人々はとても恐れていました。 これは、地中に大きなナマズが住みつき荒れ騒いでいると言われていました。神たちは地中に深く石棒を差し込みナマズの頭尾を押さえ地震を鎮めたと伝わっています。 香取神宮は凸形、鹿島神宮は凹形で地上に一部だけをあらわし、深さ幾十尺とされています。 貞享元年(1664)3月、徳川光圀が香取神宮に参拝の折、これを掘らせたが根元を見ることが出来なかったと伝わっています。<案内板から> 鹿島神宮の要石はこちらでご覧下さい。→ 鹿島神宮 |