あたしゃ、コマーシャルには関心があるほうかもしれない。
ちなみに、幼児もCMには敏感だと思うが、私の場合「関心がある」といっても子供達のように素直じゃないなぁ。
どっちかっていうと、斜めから見ている。言うまでもなく、好きなCMもあるし、そうでないものもある。
突然だが、「君のげ〜んきは、僕のげ〜んきさ、ファイト!」というCMソングの「ニプロ(医療器)」のコマーシャルを見ると
労働法の授業で教わった「ニプロ医療器事件」を連想する。
「今は、タイムカードはどこにあるんだろう?。」それから「同じ『ニプロ』なのかなぁ・・・。」って・・・。(ちなみに、私は同じだと思っているのだが、
ご存知の方がいらっしゃったらお教えください。)
さて、私は永谷園の「お茶漬けをすするCM」は好きではない。
そういった感想を強くしたのは、これでもかというように、同じ路線で「チャーハン」と「味噌汁」のCMを見せられたことにも原因があると思う。
「マナーを欠く」ということがあのCMのコンセプトなのかなぁ、あれを見るとお茶漬けを食べたくなくなる。
しかし、まあ、あれで売上が伸びたって
ことは食べたくなった人のほうが多かったてことだろうが・・・。
翻って、鶴太郎が「そんなに慌てないで・・・、美味しいものはじっくり・・」
といった内容の「インスタント味噌汁」のコマーシャルがあったが、これは面白いと思う。(ただし、鶴ちゃんは好きではない)。
日本では「比較広告」が歓迎されない傾向がある(ただし、二番手が一番手を対象にしたものはそうでもない。例えば
、数年前にペプシがコークに対して仕掛けたCM)と言われる。
このCM(インスタント味噌汁)は純粋な比較広告とは少し違うようだが、
ライバルをはっきりと意識しているという点で比較広告だろう。
思うに、こういった展開も(二番手が一番手を・・・、と同じように)この国の人に受け入れられるのではないのかなぁ。
別の切り口の比較広告(これも「比較広告」と言っていいと思う)に携帯電話のコマーシャルがある。
それは、織田裕二がでている「cdma One」のCMである。
ご記憶と思うが、織田裕二は以前ドコモのCMに出ていた。当時そのCMでは、
ドコモの携帯を使って仕事をこなす若者を演じていたような気がする。
ところが今は、「cdmaOne」を使わないと(他社、つまりドコモの携帯を使っていたのでは)仕事もろくにできないという内容の
CMに出ているのだ。
これって「!」だよね。
「インスタント味噌汁」と「cdma One」、両者とも日本らしい比較広告だと思う。
言うまでも無く、両者とも「一番手が二番手をターゲットにした比較広告ではない」から受け入れられるんだろうけどね・・・。
それから、ちょっと「?」なCM・・・。
芳香剤のCMで、「芳香層と消臭層がいっしょになった」ってやつ・・・。
その製品は芳香がするのか、
それとも(消臭層によって、芳香も含めた)臭いはしないのか?。なぜなら、消臭層は臭いを消すわけだし、
芳香層は臭いを出すんだよね。
その答えは、「芳香層は香を出すんだし、消臭層は臭いだけを消して芳香は消さない。だからいやな臭いは消して、芳香が漂う」ということなんだろうケド・・・。
次に、「リンスインシャンプー」は汚れを十分落とせるのか?。
・・・というのは、そうだとすればリンス成分も落ちるでしょうからリンス効果はなくなるということになる。
一方でそうでなければ汚れも落ちないのでは?。
回答は、「シャンプーで落とすのは汚れであって、リンス効果までは落とさない」ということなんだろうけど・・・ね。
ついでながら、「リンスインシャンプー」と「シャンプーできるリンス」はどう違うの?。
CMも「これでもか、これでもか!」というほど頻繁に放送されると・・・、あたしゃ引いてしまうねぇ〜。
つまりその商品やサービスは利用したくないと思ってしまう。
しかし、「そう思っても結局買ってしまうくらいに、CMは消費者に暗示をかけてしまうのさ」ということなのかもしれないが・・・。
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