4月上旬に面接試験を受ける機会がありました。
「JRの水力発電所をPRする施設」と「市民の家」を管理する仕事の募集でした。
それらの施設は比較的家の近くですし、JRの前身は日本国有鉄道ですし、水力発電所に興味があったので応募したのでした。
JRの発電所は元より、信濃川水系に設置された水力発電所は(一般人が見ることができない2カ所を除いて)すべて訪問し、信濃川水系の水力発電所にまとめてありますので良かったらご覧ください。
応募のためには先ずハローワークに行って紹介状をもらわなければなりません。
ハローワークの担当者が募集先の担当者に電話連絡を入れて、応募が叶うことになりました。
次は履歴書を書いて、写真を写して・・・、けっこう時間と労力が要るのです。
さて面接当日がやってきて面接に臨みました。
面接官は3名で副〇長、総○課長、生○学○課課長補佐という役職の偉い方々でした。
面接が始まってすぐに総○課長が「いろいろと質問をしますが答えたくないことは答えなくてもかまいません。それによって合否に影響があるということはありません。」と言いました。
「えー、そんなことってあるの?!。」と思い、びっくりしました。
面接の質問に上手く答えられなければ合格は難しいというのが普通ですよね。にも拘らず、答えなくても、合否に、関係が、無い・・・???。
と言うことは、完全黙秘しても合格の可能性があるということ・・・?。
見方を変えると、すぐに理解できました。
この面接試験は出来レースであり、すでに採用する人が決まっていて、一応公募の形をとるための茶番劇だったんでしょうね。
「回答を拒んでも合否に影響がない」というのは、大胆にも「いくら素晴らしい答えをしても、あなたに合格の可能性はない。」ということを暗示してみせたのだと思います。
その後は、私も尻をまくる勇気もないので、普通の面接のような茶番劇にお付き合いし、
数日後その通りの通知が届きました。
ある意味親切なことかも知れないけれど、出来レースの面接茶番劇に参加させて、受験者が面接を受けるために費やした時間と労力を何とも思わないのだろうか?。
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