外国人投資家の日本株離れが不安視されている。 その結果、彼らが「日本に見切りをつける」ことに怯えて、様々な妥協をしているような気がする。 その点、今回の電源開発の件は賛成である。 <概要> 経済産業省と財務省は平成20年4月16日、イギリスの投資ファンド「ザ・チルドレンズ・インベストメント・マスター・ファンド(TCI)」に対し、国内電力卸の電源開発(Jパワー)株の買い増し計画を中止するよう勧告した。 政府が外国為替及び外国貿易法(外為法)に基づいて外資の対日本企業投資に中止を勧告したのは初めてである。 両省は、勧告を受け入れるか否か25日までに返答するようTCIに求めており、TCIが応じなかった場合、計画の中止を命令する方針である。 電源開発株を9.9%持つTCIは、平成20年1月に20%まで買い増したいとする届け出を両省に提出した。 しかし、両省は、TCIの海外での投資事例などを踏まえ、買い増しを認めれば、TCIが電源開発の経営に一定の影響を及ぼすことになり、送電網投資や原子力発電所の建設・運営への悪影響が懸念され、「公の秩序維持を妨げる恐れ」があると判断した。 日本企業の株が下がっているこんな時こそ、日本人が日本株を買ったら良い。 私、全く素人なのだが、次のような可能性があるのだと思う。 預金や投資信託などの間接投資だと、その金が回りまわって海外の投資ファンドに集まり、そのファンドがハゲタカとなって日本企業に群がる。彼らは会社の存続や日本の存続よりも配当や売却益を求める。それは金を預けた人々を少し喜ばせ、自らの利益を得るためである。 つまり、日本人が自らの金でハゲタカファンドを日本に送り込んでいるのではないか?。 そんな道を選ぶより、自らで、自分が応援したい会社の株を持ったほうが良い。 自分達の生活を支えてくれる会社の株を持って、応援するのが良い!。 繰り返しになるが、日本企業の株が下がっているこんな時こそ、日本人が直接日本株を取得すれば良いと思う。 日本人が日本を取り返すチャンスである。 |