目新しい話題ではないが、ある目的を持った組織・集団が「どっちをむいているか(「上向き・前向き」なのか「下向き・後ろ向き」なのか)」は重要なことだ。
この際「目的を持った組織・集団なのだからその目的の方向を向いているんじゃないの?」という意見は言葉遊びに過ぎない。
組織・集団を統率しようとする立場にある者はもちろんのこと、個々の構成員もそのことを認識しなければならない。
言うまでもなく、組織・集団がどの方向を向いているのかは、その統率者と構成員がどの方向を向いているのかに影響される。
ここで、上司と部下、経営者と従業員、指導者と構成員というように「上に立つ者と下の者」の関係について、
それぞれがどちらを向いているのかを考えてみる。
「自分の立場より上でもなく下でもない考え方はどうするのか?。」という疑問は、次を読めば解決すると思うが、それは下向きと同じであろう。
ここで、上のものと下のものがそれぞれ上向きなのか下向きなのかについて組み合わせを考えてみると、
次の4パターンを導くことができる。
@ 上は下向き、下は下向き > どちらにもストレスは無いが組織としては最低。「仲良しグループ」ならこれでも良いんだけど・・・。
さあ、あなたが所属する組織・集団(会社など)はどれですか?。
<補足>
上向きの発想、つまり「自分の立場より上の立場の考え方ができる」ようになるには、言うまでもなく普段の心がけが重要になる。
ところが、それに対して「理屈はわかるけど、まあそれは無理だな。」と言う人がいる。残念だが、そういった人はすでに下向きであるし、物事の本質を見ることが出来ない人なのかもしれない。
実際のところ係長が課長の立場で考えても、現実的には課長と同じだけの情報量が無いのだから、結果的に課長と同等以上の判断は出来ないかも知れない。
言うまでもなく、これまで述べてきたのは前者ではなく、後者であった。
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