ETV(教育テレビ)で放映されているマンガ「おじゃる丸」に登場する「田村カズマ」は犬が苦手である。 私も犬が苦手だし、犬に吼えられるのは嫌いである。 ところで、犬に吼えられて楽しい人っているんだろうか?。(この場合、「吼える」とは敵意をもったようなそれである。) 以前のこと、長野県に行くことがあった。途中お腹がすいてきたので、目に付いた看板を目当てにパンを買おうと思ってある商店に入ろうとした。 駐車場に車を止めて、商店の入り口に歩いていった。 入り口に近づいた時、ガラスドアの向こうから犬がこちらに向かって吼え始めた。店員(あるいはその店のオーナー)も私に気づいたようであった。犬はずっと吼え続けている・・・・。 私は、ドアの1メートルほど手前でパン購入を断念した。もちろん、むっとしながら・・・。 尻尾を振ってお客を迎えてくれるなら、まだ話は別であるが、店に入ろうとしている客に向かって吼える犬を置いて、店舗経営に効果があるわけがない!。 私は二度とあの店には行かないし、何かの機会にそういった話を友人にするかもしれない。 ちなみに、その商店はとっくに廃業している。 一般の家庭でも、たまに次のような家がある。 チャイムを鳴らす、あるいは「ごめんください」と声をかけると、玄関ドアの向こうで犬が吼え始める。 飼い主が玄関に出てドアを開ける、あるいは「大丈夫ですからあけてください」などと言う。 ドアが開いて、犬は一層激しく吼え続ける。 飼い主は「○○ちゃん、だめよ」などと言う。 しかし、犬は吼え続けている・・・。 あまり良い気分ではないながらも、とっとと用件を済まして挨拶をして、ドアを閉める。 まだ吼えている・・・。 「犬は家族の一員です。」というスタンスの者がいるようだ。 そう言うからには、少しは家族の行動に責任を持つべきだ(弩)。 「家族である犬」が、その家を訪ねて行った人に対して吠えるというのは、家族を代表して訪問者を威嚇しているということだ。 例えば、地域の回覧板を届けに行ったのに、なぜ威嚇されなければならないのか?。 また、そのように言う人々の家の前の市道などを、静かに通り過ぎようとしたときに、「家族である犬」が吠えるというのは、家族を代表して、通行人に罵声を浴びせているようなものだ。 そのような犬は、その家の人にとっては家族の一員かもしれないけど、訪問者にとっては嫌な思いをさせられる獣でしかない。 さて、上述のようなことは犬に限ったことではない。たとえそれが小鳥や子猫であっても、苦手な人はいる。 訪問客に対して、犬に吼えさせるのは論外であるが、それら「家族の一員」が訪問客に近づきそうになったら、それを制止した上で、客にその動物が苦手でないかどうか聞くべきであろう。 |