【 他国による日本攻撃の際 国民を保護するのは・・・ 】

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 他国から攻撃された時、どこが・誰が国民を保護することになっているのでしょうか?
  私は「武力攻撃事態等における国民保護は地方自治体の役割」だと認識しています。
  実際に私が住んでいる小千谷市でも「小千谷市国民保護計画」を策定しています

  「ロシアによるウクライナ侵攻」を目の当たりにして、市役所に「提案箱」を通じて、「外国による日本国侵攻を想定した訓練も必要ではないか」と提案(全文は下に示しました)しました。
 市役所からの回答は「防衛力の強化は国が果たす役割と考えております」「外国による日本国進攻を想定した当市主催の訓練の実施は考えておりません」「地震を想定した訓練を繰り返すことで、上記のような武力攻撃に対応する力を身につけることになる」とのこと(全文は下に示しました)でした。

 市役所の対応を非難するのが目的ではありません。ただ、それで大丈夫なのでしょうか?

  ①小千谷市の回答は国民保護と防衛を混同しているうえに、市の役割を認識していないようにも思えるし、『地震を想定した訓練を繰り返すことで、上記のような武力攻撃に対応する力を身につけることになると考えております』で本当に良いのだろうか?

②小千谷市に限らず「市の国民保護計画」は、消防庁国民保護室作成の「市町村国民保護モデル計画」に準拠して作成されていると思いますが、あれで国民保護が可能だと考えているのだろうか? 「作成してあるだけまし」とは言え、地理・気候の解説など一部を除き、ほぼコピペのように見えます。

③市レベルで対応しきれないなら、はっきりとそう宣言し、国に別の対応を求めたり、市民とも意思統一しておくべきではないのだろうか?

④平時からの対応も含め、武力攻撃事態等への対応について、市役所レベルで行うべきこと・出来ることは何なのかを真剣に考えるべきではないのだろうか?  例えば町内会の要望も「側溝を作ってくれ」「市道の再舗装をやってくれ」等ばかりではなく「防空壕を作ってくれ」という要望は無いのかを打診するとか・・・。

⑤国民保護と防衛を別に考えるのではなく、攻撃・進攻されないように(他国が攻撃を断念するように)防衛力を高めることが必要なのではないだろうか? だとすれば、市も国にそういう訴えをするべきだと思う。「非核宣言都市」の看板

⑥日本に憲法9条があっても日本に攻撃を仕掛けようとする国はあるし、前文のような「平和を愛する諸国民」「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会」は幻想ではないのか?

・・・などと思った。(⑤⑥は市役所レベルの話ではないが)

消防庁国民保護室作成の「市町村国民保護モデル計画」 → https://www.fdma.go.jp/kokuminhogo/assets/shichoson.pdf

小千谷市国民保護計画 → https://www.city.ojiya.niigata.jp/.../attachment/31461.pdf

(これらのアドレスは何時まであるか分かりません)

<私が「提案箱」に書いた内容>
  私も10月15日の地区別防災訓練には参加します。今回の訓練の想定は地震だそうですが、昨今の情勢から、外国による日本国侵攻を想定した訓練も必要だと考えます。次回以降の訓練では、それもご検討いただければ幸です。
  昨年2月にはロシアによるウクライナ侵攻があり、昨日(10月7日)は「イスラエル側とパレスチナ側 双方200人以上死亡 “戦争状態”」とNHKが伝えているようです。ヨーロッパと中東で紛争が起こったことで、「台湾有事は日本有事」の現実味が一層濃くなったのではないでしょうか。
  中国が台湾と日本に侵攻することになれば、航空機やミサイルなどの攻撃だけでなく、「国防動員法」による日本国内からの蜂起が考えられます。そうなった時に、私たちはどうすればよいのでしょうか?
   地震への対処法はほぼ理解していますが、そういう事態にどうすれば良いのか全く分かりません。 ご検討のほど、宜しくお願いします。

<小千谷市役所の回答>
◆ご意見・ご提案に対する市の考え
 昨今の北朝鮮によるミサイル発射実験など、諸外国による武力攻撃などの侵攻に対する危機感が高まっている状況ではありますが、防衛力の強化は国が果たす役割となっております。よって、一自治体による防衛措置では防ぐことができないことから、訓練を含め国が責任をもって対応すぺきものであるため、現時点では外国による日本国侵攻を想定した当市主催の訓練の実施は考えておりません。
 今後、国や県が主導する日本国侵攻を想定した訓練の要請があれば、その方針に沿った訓練を計画するとともに、有事の際の住民の具体的な対応方法について、市民のみなさまに周知いたします。
 なお、武力攻撃などの侵攻に対する国の訓練も、基本的には今回の地震を想定した内容となり、「身を伏せる」「避難する」などとなります。
 このように、地震を想定した訓練を繰り返すことで、上記のような武力攻撃に対応する力を身につけることになると考えております。

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