以前、「時間厳守」について述べたとき、日本国有鉄道の「定時運行」
に対する情熱の一端を紹介させてもらった。
思えば、国鉄(日本国有鉄道)はその終焉の時期には、様々な報道・評価を受けた。
多くはその組織を好評するものではなく、「国賊」とも言われましたっけ・・・。
ところで今、いろんな問題が顕在化し報道されていますが、今になって思うのは、国賊は国鉄だけじゃなかったんですよね。
このことはいずれ考えるとして・・・。
今回はそういった事を取り上げるのではありません。
今回の話は、国鉄の「安全確保の綱領」というものについてなんです。
「安全確保の綱領」はある鉄道事故をきっかけに定められた、
国鉄の、安全に対する取り組み方の指針でした。
ここで、それを紹介したいと思います。参考になりますよ!。
1.安全は、輸送業務の最大の使命である。
2.安全の確保は、規程の遵守及び執務の厳正から始まり、不断の修練によって築きあげられる。
3.確認の励行と連絡の徹底は、安全の確保に最も大切である。
4.安全の確保のためには、職責を超えて一致協力しなければならない。
5.疑わしいときは、手落ちなく考えて、最も安全と認められるみちを採らなければならない。
どうですか?。
お気づきのように、その精神・姿勢、は「国鉄の安全確保」だけに留まるものではない。
特に、経営者や管理者・リーダーの方には気付いて欲しいなぁ。
そうです、「安全」「輸送業務」のところに別の語句を入れてみると、いろんな場面で応用できるんですよ。
(ご希望なら、アドバイスをさせていただきますよ)
By:国鉄OBのAべ