【 友達の家が倒壊したこと・・・ 】

ホーム > Aべが考えていること > 現在のページ

 この話の登場人物は、お互いに友人同士であるM君とT君と私です。
 ある程度時間が経ったので、書くことにしました。
 

 以前のことですが、M君の家が雪の重みで倒壊しました。
 M君からT君に対して「家が潰れた。2人に頼みたいことがあるから阿部にも知らせてくれ。〇日の〇時に現地に来て欲しい。」との連絡があったそうで、T君からその旨の電話をもらい、約束の日時に現場に行きました。

  友達が倒壊に巻き込まれずに無事に避難できたことは良かったのですが、何故こうならないように対策をしなかったのかが悔やまれます。
 10年ほど前になりますが、たまたまM君の家の前を通った時、家屋の破風板側に出た「棟木・母屋・軒桁」が折れているのに気づきました。 雪の重みで折れたのだろうと想像できました。
  そのことをT君に話し、3人で飲み会をやる時にでもその経緯などをM君から聞こうということになりました。 もちろん、力になれることがあれば仲間として協力したいということです。

 実際に飲み会を行いM君の話を聴いたところ、詳しい内容は忘れましたが、腰の具合が悪くて雪下ろしがままならなかったのでそうなってしまったということでした。
  では、今後はどうすれば良いのか・・・。M君の家には倉庫や下屋が併設されているので、そういうのを壊せば除雪が楽になると思い、そういう提案をしようと思いました。
  また、見た感じでは、母屋を修理するのは大変そうなので、これを機会に解体して市営住宅などに引っ越すことも選択肢だと考え、そういう提案もしようと思っていました・・・。
  ところがM君は、余計なお世話だ放っておいてくれ、というスタンスで聞く耳を持たず、むしろ我々の話に対して腹を立てるような状況だったのです。

 そんなことがあって年月が経っても、M君の家は手つかずのまま傷みが酷くなる一方でした。そうこうしているうちに今回の結果になりました。
 倒壊現場に行った際、M君が倒壊した時の状況を話してくれましたが、その中に「以前屋根が壊れた所から水が浸み込んでいて、木が弱って倒壊した」というような説明がありました。今さら何を言っているのか、いずれそうなるのは分かっていたはずではないか、と腹立たしくも思いましたが、黙って聞いていました。

 その後M君は市営住宅に入り、倒壊した家は撤去されました。
  T君と私は引っ越しを手伝いましたが、こうなる前に何らかの方策があったのではないかと・・・、残念です。

ホーム > Aべが考えていること > 現在のページ

PAGE TOP