3月も中旬に入った。転勤にかかわりのある方々にとってどんな辞令が出るのか気になる季節であろう。
転勤辞令は出る場合もあれば無い時もある。出たにしても、希望が叶う辞令だったりそうでなかったり・・・、気持ちは複雑なのだ。
いずれにしても、転勤の辞令が出ると新しい環境に身を投じていくことになる。
以前は私も転勤をしたことがあった。
国鉄の時は約10年間の勤務期間で9箇所の職場を経験させてもらったし、次の群馬県では5年間で2箇所。
一番短い職場は北長野駅の2ヶ月だった。
慣れ親しんだ職場、同僚や先輩との別れに少しの寂しさを感じつつ、
一方で新しい職場と人間関係に対する少しの不安を抱きながら転勤するわけだが、思えばどれも良い職場だった。
ところで、転勤は「仕切りなおし」の機会でもある。
「無能な部下をあてがわれて閉口している」「バカ上司には愛想が尽きた」とか
「仕事上のことだから我慢してるけど、あの人のやり方にはついていけない」というように人間関係がうまくいかない時。
あるいは「職場の車で事故ってしまった」とか「取引先とトラブった」などというように失敗をしてしまったという時は転勤を節目にして心機一転を図ることが出来る。
かつて私自身はそういった思いで転勤をしたことは無いが、それを機会に「新しい環境で頑張ろう」という気持ちにはなっていた。
新年を迎えるよりも新たな気持ちになっていた。
転勤・・・、悪くないと思うなぁ。