【 中国人に関する考察(ダンボール入り肉まん) 】


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 2007年7月、中国で「ダンボール入り肉まん」が話題になっている。話題といっても評価されてのそれではない。

産経新聞の記事は次のように伝えている。
 11日の北京テレビによると、北京市朝陽区のヤミ食品工場が、豚肉ミンチに古い段ボールを溶かしたものを加えてつくったあんで肉まんを製造していた。インターネット上では北京市民らから「もう街角で肉まんは食べられない!」との悲鳴が上がっている。日本ではミートホープの食肉偽装事件が大問題になったが、中国のニセ食品はより大胆だ。
 北京テレビ記者が、ヤミ食品工場に潜入取材、生々しい映像とともに報道した。
 ヤミ工場関係者の説明によると、古い段ボールを水酸化ナトリウムに浸し、溶かしたあと40%の豚肉、葱(ねぎ)をまぜ、豚肉味の香料など調味料で味付け、肉まんにして毎朝街角で売っていたという。色といい、食感といい、本物との見分けはつかず、このヤミ工場では毎日1000元(約1万6000円)分前後の肉まんを売りさばいていたという。関係者によれば、全国の肉まんヤミ工場がみなこのニセ肉まんの作り方を知っているとされる。

日本の感覚だと「とんでもないことだ!」ということになるし、中国でも問題になっているようだ。
記事でも、北京市民が「もう街角で肉まんは食べられない!」と話していると書いている。

しかし、何が問題なのかをはっきりさせなければならない。

日本ではダンボールをまぜること事態に問題があるのだろうが、中国でもそうなんだろうか?。
中国では「空を飛ぶもので食べないのは飛行機、四足で食べないものは机。」というくらいなんでも食べるらしい。燕の巣だって食べているらしい。
そうすると、ダンボールをまぜた肉まん自体はなんら問題ないのではないか?。
その点から翻ると北京市民が「もう街角で肉まんは食べられない!」と話しているというのはおかしな話ではないか?。日本人がそう言うなら話は分かるが、彼らはいろんなものを食べる文化を持っているらしいのだ。

もちろんあの国でも法律で禁止されている原材料・添加物を使うのは違法だから、この場合何が問題なのかといえば「水酸化ナトリウムに浸した。」ことだけなのかもしれない。

文化の違いを考慮せずにあの国を非難してはいけない。彼らの文化はそういうものなんだと理解し、その上で我々は何を輸入するかを考えなければならない。
中国人が自ら基準で作ったものを輸入するのは危険だということが改めて判明した。だから少なくとも、日本の基準を示しその通りに作ったものでなければいけない。しかし、言うまでも無くそうしたところで、厳重にチエックしないと危険はぬぐえない。

以前「中国について」という考察をアップした際、それを見た人(誰かは不明)から、「中国人の悪口を書くなんて許せない」という脅迫とも思えるメールがあり、内容を修正したことがあった。(修正後のものはこちらでどうぞ。)
私がここで書いたことは、「お互いが両国の文化の違いを認め合った上で付き合いましょう。」ということであり、中国人を非難したり軽蔑したつもりではないことを申し添えたい。
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