【 オクデの初代 嘉吉とサト 】



私の苗字は阿部で、我が家の屋号は「オクデ」と言います。オクデの始まりは阿部嘉吉とサトです。

嘉吉は弘化 3年11月26日に阿部友蔵とケサの次男として生まれました。
次男なので分家したのでしょう。友蔵さんから分籍したのが明治2年4月5日ですから、その時にサトと結婚したと想像できます。
亡くなったのは明治44年11月28日(満65歳)で、戒名は「本成祖運信士」です。

ちなみに、オクデの本家さん(友蔵さんの系図)は「かなやま」という屋号で、数年前に転居なさいましたが、引っ越す前は直線距離で200mほど離れたところに家がありました。

嘉吉がどんな仕事をしていたのかは不明です。
私の祖父(嘉吉の孫)の秀吉から「家の先祖はばくち打ちだった」という話を聞いたことがありました。それが仕事だったわけではなく、賭け事が好きだったということだと思って聞いていましたが、それ以上詳しく確認していません。

嘉吉の位牌です。




サトは嘉永元年12月4日に真人村の羽鳥六蔵の二女として生まれました。
亡くなったのは大正6年5月19日(満68歳)で、戒名は「 眞海妙静信女」です。

嘉吉とサトはタマ・トラ・キミの三女を儲け、長女のタマが婿をとってオクデを継ぎました。次女のトラは6歳で亡くなってしまい、三女のキミは岩山の古田島さんへ嫁ぎました。

サトの位牌です。



トラが生まれたのは明治10年1月15日、亡くなったのは明治16年1月16日、戒名は「静観妙柳信女」です。



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